9月の新車販売台数、13カ月ぶりに前年同月比でプラスに
日本自動車販売協会連合会などは、9月の新車販売ランキングを発表。1位のトヨタ自動車の「プリウス」の販売台数が14カ月ぶりに3万台を超えるなど好調だったことから、新車販売台数全体でも13カ月ぶりに前年同月比でプラスとなった。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合は10月6日、9月の新車乗用車販売台数ランキングを発表した。それによると、トップは4カ月連続でトヨタ自動車の「プリウス」で、販売台数は前年同月比21.8%増の3万3197台だった。東日本大震災で被災したり、部品が調達できなくなったりしたことで、販売台数が落ち込んでいたが、5月に発売した「プリウスα」の追い風もあって、2010年7月以来14カ月ぶりに販売台数は3万台を超えた。
2位は本田技研工業「フィット」で、6月から販売している「フィットシャトル」も貢献したことから同91.4%増の2万7980台と大きく伸びた。3位はトヨタ自動車「ヴィッツ」が同7.6%増の1万860台で続いた。
軽自動車ではスズキ「ワゴンR」が1万6244台(同25.6%増)で7カ月連続トップ。9月20日に発売した「ミラ e:S(イース)」の影響で、ダイハツ工業「ミラ」が同155%増の1万4920台で2位にランクインしている。
新車販売台数は13カ月ぶりのプラスに
東日本大震災以降低迷していた自動車販売だが、9月の新車販売台数は前年同月比1.7%増の31万3790台と、2010年8月以来13カ月ぶりに前年同月比でプラスとなった。しかし、軽自動車の新車販売台数は同9.1%減の14万8402台と、12カ月連続のマイナスとなっている。
メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比2.1%増、本田技研工業が同1.4%増と前年同期比でプラスに転じている一方、日産自動車は同7.5%減と戻りがにぶい。また、「ソリオ」の販売が好調なスズキは同27.7%増、輸入車では「フォルクスワーゲン」(同41.4%増)や「ボルボ」(同67.0%増)が人気を集めているようだ。
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