10月新車販売台数、イースのヒットでダイハツ「ミラ」が軽自動車トップに
日本自動車販売協会連合会などは、10月の新車販売ランキングを発表。普通自動車のランキングは特に変動はなかったが、軽自動車では「ミラ e:S(イース)」が好調なダイハツ工業「ミラ」がトップに立った。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合は11月7日、10月の新車乗用車販売台数ランキングを発表した。それによると、トップは5カ月連続でトヨタ自動車の「プリウス」で、販売台数は前年同月比36.1%増の2万9632台だった。
2位は本田技研工業「フィット」で、同59.3%増の2万2352台と2カ月連続の2万台超え。3位はトヨタ自動車「ヴィッツ」で、上位3位の顔触れは5カ月連続で同じだった。また、10月26日にミスタードーナツとコラボした特別仕様車を発売したり、カラーバリエーションを追加したりしたトヨタ自動車「ラクティス」が同1773.6%増の5040台で8位にランクインした。
軽自動車では、9月20日に発売した「ミラ e:S(イース)」が好調なダイハツ工業「ミラ」が、前年同月比6.3%減の1万9918台でトップ。9月まで7カ月連続でトップだったスズキ「ワゴンR」は同21.3%減の1万589台で3位にランクダウンした。
新車販売台数は普通車、軽自動車ともに前年比プラスに
東日本大震災以降低迷していた自動車販売だが、10月の新車販売台数は前年同月比28.3%増の24万7927台と、2カ月連続で前年同月比プラス。軽自動車の新車販売台数も、同19.9%増の13万3187台と13カ月ぶりにプラスに転じており、回復基調が鮮明になった。
メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比21.6%増、本田技研工業が同19.7%増、日産自動車は同34.5%増など、すべての国内メーカーが前年同月比プラスとなっている。輸入車では「アウディ」(同73.1%増)や「フォルクスワーゲン」(同53.7%増)が人気を集めているようだ。
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