11月新車販売台数、3か月連続で前年比プラスに
日本自動車販売協会連合会などは、11月の新車販売ランキングを発表。普通車のランキングは上位3車種は6カ月連続で同じだったが、軽自動車では「ミラ e:S(イース)」の発売でダイハツ工業「ミラ」が2か月連続でトップとなった。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会、日本自動車輸入組合は12月6日、11月の新車乗用車販売台数ランキングを発表した。それによると、トップは6カ月連続でトヨタ自動車の「プリウス」で、販売台数は前年同月比59.6%増の3万4164台だった。
2位は本田技研工業「フィット」で、同1.7%減の1万6399台。3位はトヨタ自動車「ヴィッツ」で、上位3車種の顔触れは6カ月連続で同じだった。また、9月に20周年記念特別仕様車を発売した日産自動車「セレナ」が同210.7%増の7896台で4位、10月にミスタードーナツとコラボした特別仕様車を発売したり、カラーバリエーションを追加したりしたトヨタ自動車「ラクティス」が同117.2%増の4579台で9位にランクインした。
軽自動車では、9月に発売した「ミラ e:S(イース)」が好調なダイハツ工業「ミラ」が、前年同月比0.7%減の2万52台で2カ月連続のトップ。スズキ「ワゴンR」は同40.6%増の1万4885台、ダイハツ「ムーヴ」が同13.7%増の1万1324台で続いた。
新車販売台数は回復基調が鮮明に
東日本大震災以降低迷していた自動車販売だが秋口から回復基調にあり、11月の新車販売台数は前年同月比24.1%増の25万2236台と、3カ月連続で前年同月比プラス。軽自動車の新車販売台数も、同19.1%増の14万3331台と2カ月連続で前年同月比プラスとなった。
メーカー別に見ると、トヨタ自動車が前年同月比25.1%増、本田技研工業が同2.3%増、日産自動車は同33.6%増など、前月に続きすべての国内メーカーが前年同月比プラスとなっている。輸入車では「フォルクスワーゲン」(同85.5%増)や「メルセデスベンツ」(同33.3%増)が人気を集めているようだ。
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