グーグル流「会議を意味あるものにする5つのルール」(2/2 ページ)
ベンチャー企業の雄とされるグーグル。同社ビジネスオペレーション担当副社長のクリステン・ギル氏が書いた文章から、「意義ある会議」を行うためのルールを紹介する。
自分なりのルールも追加
どの項目も当たり前といえば当たり前、普通のことですが、では普段からそうできているかというと、なかなかそうではないですよね。
ただし注意してほしいのは、これらは基本的に「何かを決定するための会議」に関するルールであること。会議や打ち合わせの目的には、決定以外にも、意見を集めること、報告すること、さらには、顔を合わせてコミュニケーションすることなど、さまざまあります。
それぞれに意味があるかどうかや、ほかの方法で代替する方が効率的ではないかなど、意見は分かれると思いますが、異なる目的の行為に同じルールを適用しようとすると失敗するでしょうから、念のために(とはいえ、ほぼどんな会議でも適用できると思いますけどね)。
私ならば、この5つに、
- すべての会議の冒頭では、そこで必ず達成するべきゴールと、できれば達成したいゴール、そして会議のために使える時間を再確認する。
- 会議を終える際には、決定したこと、決定せずに別途検討すべきこと(誰がいつまでに検討してその結果をどうするのか)を参加者に共有する。
……というものを入れて7つのルールにしたいところです。これも基本的過ぎる項目ですが。
「俺が責任をとる」ルール
元記事には同様に仕事のスピードを上げるための方法として、「俺が責任をとる」ルールも示しています。
これは、責任は1人の者が持つというものです。さまざまな責任者がいることから意志決定が遅くなることを避けられるようで、例えばGoogle+では、1人の責任者の下、立ち上げから90日間で100以上の新機能を追加し、4000万ユーザーを獲得したとしています。
また、「OKR(Objectives and Key Results)」という、事業の目標設定とそれがどの程度うまくいっているのかを測る指標についても触れられています。
チームごとにリーダーがOKRを設定し、それを全社の誰でも見られる状態にしておくというのです。大きな目標とその指標を共有することで、縦割りの組織になっていくことを防ぐということです。(安田英久)
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