株主総会のオモシロ土産、その利用法：投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

毎週土曜連載でお送りしている『カブ・ジェネレーション』。徹底的に下準備して株主総会に参加したものの、質疑応答で指名されなかったハゲタカくん。しかし、得たものはあったようです。

[雄山スズコ，Business Media 誠]

　株主総会に行くと、お土産がもらえる企業があります。これについては賛否両論あり、「交通費をかけてわざわざ行った株主に、お土産くらい渡すのは当然」という声がある一方、「企業はすべての株主を平等に扱うべきで、株主総会に出席した株主にだけお土産を渡すのはおかしい」「お土産にお金をかけるくらいなら、配当で還元するべき」という声も聞かれます。

　ところで、小松製作所の株主総会では出席した株主にトミカのミニカーをプレゼントします。ミニカーとはいっても地雷除去車だったりするところが“建機のコマツ”といったところでしょうか。私はお土産で喜んでしまうクチですが、本当はそういうものにかけるお金があったら設備投資など、企業の成長のための投資に使って、将来の株価を上げる努力をすべきなのでしょうか。

　まあ、とりあえず株主総会のおもしろ土産は、ちょっと人の気を引くネタとしては有効かと思います。コマツの株主総会、また行きたいなあ……と、まんまと乗せられている人がここにいます（笑）。

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編集Hのつぶやき

株主総会後の懇親会で出される食事がお目当てという株主も結構多いらしいです。

著者プロフィール：雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え！〜国会ゆるゆる観察日記』（司書房）。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ＆コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。