連載
丸を描く仕事をしませんか。：郷好文の“うふふ”マーケティング・最終回（3/3 ページ）
Business Media 誠のスタート時から5年続いた“うふふ”マーケティングは、本記事が最終回。前回に引き続き、天職について考えます。キーワードは「丸」。あなたの仕事は、丸を描けていますか……？
近所の小さな公園に行き、小枝を取って足下に円を描いた。その中に立ち、指で丸をつくった。それは「お金」。お金は欲しい。だがその丸は、大きな丸の中の小さな丸に過ぎない。大きな丸、すなわち地域や市場や国や地球という円でつながってこそ、指の円も大きくなる。
それには円を描くコンパスの軸がブレないことだ。言うまでもなくそれは自分がうれしい感謝である。感謝を軸に、天のような大きな丸をつくること。それが天職なのである。
関連記事
“うふふ”マーケティングと天職について考える
5年続いた連載も残すところ2回となった。記事かコラムかエッセイといえば、エッセイに近かった本連載。編集部の自由裁量のおかげで、私がおもしろいと思ったものを書いてきた。
本屋が私を育ててくれた――小さなアドバイスで恩返し
大手書店には品ぞろえで負け、雑誌はコンビニへ流れ、便利さでネットに負ける町の小さな本屋さん。業界の取り組みを整理し「復活のアイデア」を考えてみたい。
手づくりの「楽しさ」にこそマーケティングの原点がある
機能追求商品に心が響かない。デザイン商品にプレミアムを払う人も減った。実体を買わず仮想を買う時代だ。だが、手づくりは閉塞する市場の救世主になると思うのだ。
「日本のちゃんと」をマーケティングしていきたい
ホンネを言おう。実は私はマーケティングがきらいだ。「マーケティング」という、何をするかイメージしにくい用語も好きになれなかった。
改正著作権法に思う、文化成熟国家には著作権“活用”法を！
先日、筆者が運営するアートギャラリーが地上波TV番組に取り上げられた。放送を見逃した筆者が知人にDVDで焼いてもらったところ……。- 郷好文の“うふふ”マーケティングバックナンバー
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.