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「大学生にギャップイヤーを」と言いつつ、学生の自由を奪う人たちサカタカツミ「就活・転職のフシギ発見!」(3/3 ページ)

「就職する前に大学生に猶予期間(ギャップイヤー)を与え、海外などに目を向けさせるべき」と言う人がいます。また「今の学生生活はモラトリアムがなさすぎる、もっとゆとりを」という人もいます。これらの声に対し、当の大学生は……?

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採用担当者が欲しいのは、「自分で考えて行動できる学生」

 採用する立場になってみると「一年留学したので歳上です」とか「海外を放浪していたので二年留年しました」という人「だから」採用しないというケースはほとんどありません。仕組みとしてギャップイヤーなどとことさらいわなくても「自分で」行動できる人なら、むしろ大歓迎なのです。

 彼らの力をもっと発揮させてやりたいと考えて、手を差し伸べたがる人たちの多くは、学生を弱者として見過ぎです。良かれと思って「仕組みを作る」ことによって、学生たちが自分で考えて行動する力を失わせる怖さを、もっと問題とするべきなのではと、結局「就職活動に失敗し、大学院にモラトリアム的に進んでしまった」編集長の吉岡綾乃さんと、相変わらずエスニックな食事を取りながら、熱く語ってしまった昼下がりなのです。

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