調査リポート
熱中症対策、知っていても実践せず:自分だけは大丈夫(2/3 ページ)
発汗などにより体液が失われる脱水症状が進行すると引き起こされる熱中症。高齢者になるほど「自分は大丈夫」と考えている傾向が強いようだ。
熱中症になりやすいのは屋外だけという誤解
熱中症が起こりやすいと思う場所を聞いたところ、「グラウンド」(78%)、「屋外での労働環境」(73%)、「屋内で空調設備が整っていない労働環境」(46%)の順となった。
ところが、日本救急医学会「熱中症に関する委員会」がまとめた2010年の統計によれば、日常生活で起こる熱中症の発生場所は「屋内」「日なた」「日陰」の順。しかも、スポーツや仕事中に発生したケースと比べると来院時に重症化している割合が高いそうだ。
服部委員長も「ヒートアイランド現象などにより、家の中は昔の日なたくらい暑くなっていると考えたほうがよいでしょう」としており、熱中症は家の中では起こりにくいという認識を改めたほうがよさそうだ。
関連記事
- 発売10週間で5000万本突破――アクエリアス ゼロの開発戦略
5月7日の発売以来、わずか10週間で累計5000万本を突破したアクエリアス ゼロ。8月に入ってさらにスピードは加速し、1億本の大台も視野に入っているという。ヒット商品が小粒化する中、際立った成功を見せた同製品のマーケティング戦略について担当マネージャーに聞いた。 - 2013年の夏、涼を共有する「クールシェア」が広まるか?
スーパークールビズの一環として取り入れられた「クールシェア」。8割を超える節電への意識とは対象的に、クールシェアの認知度は低い。 - クールビズでストレスに感じていることは?
クールビズが実施される中、ストレスに感じていることは何だろうか? 首都圏または関西圏に住むビジネスパーソンに聞いた。資生堂調べ。 - 熱中症対策にはどのアイテムがいいの? 5月の暑さに要注意
「熱中症? まだ5月だから大丈夫」と思っている人も多いのでは。でも専門家からは「熱中症は5〜6月も要注意」といった声がある。その理由は……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.