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なぜ政治家の話はイマイチなの? スピーチの基本を学ぶ知っておきたいニュースな言葉(3/3 ページ)

政治家の演説を聞いて「退屈だなあ」と感じたことはないだろうか。これは政治家だけでなく、ビジネスパーソンでも同じことが言える。プレゼンが上手な人と、そうでない人では何が違うのか。政治家や経営者のスピーチをトレーニングしている達人に話を聞いた。

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ビジネスパーソンにも使える、人前での話し方

大手町:ビジネスパーソンにも使える、人前での話し方を教えていただけますか?

岡本:ストーリ性をもって話すことが大切ですね。イントロがあって、ボディがあって、そしてクロージングする。イントロでは「今日は○○の話をします。言いたいことは3つ」といった感じで。ボディではストーリーの流れに沿った話をして、クロージングでまとめる。こうした構成がなければ、話を5分聞いただけでも「この人、なにが言いたいの?」となってしまいますね。

 言葉は、3つ並べると収まりがいいです。見ざる、聞かざる、言わざる――のように、言葉を3つ並べるだけで、しっくりくることがあるんですよ。そうしたキーワードを語るときには、スタンプを押すようにゆっくり話すとより効果的ですよね。

 あと、対立する言葉を並べるとインパクトがあります。例えば、戦争と平和――。2つの対立する言葉を使うことで、聞こえ方が違ってくるんですよ。

マコ:なるほどー。とっても勉強になりました。大手町先輩、私と付き合って、「愛」と「地獄」を味わってくださいね。

大手町:た、確かに、インパクトがある(怖)。

(終わり)

プレゼンの基本

  • 論旨からぶれていないか。
  • 論旨をサポートするエビデンスは十分示されているか。
  • イントロ・ボディ・クローズの3部構成になっているか
  • 映像、写真、パワーポイントなどを上手に使っているか。
  • 聴衆が聞き取りやすい、分かりやすい声、発音になっているか。
  • アイコンタクトをしっかりし、聴衆の関心をキープしているか。

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