調査リポート
若手社会人、「お中元」と「サマーギフト」をどう使い分ける?:7割がお中元贈らず(2/3 ページ)
お盆の時期にお世話になった人に贈り物をする習慣が「お中元」。最近では同時期に「サマーギフト」市場も活発になる。この2つの夏の贈り物、何が違うのか?
お中元は「高級感」、サマーギフトは「気軽さ」重視
商品を選ぶときの基準もお中元とサマーギフトで異なるようだ。どちらも最重要視するのは「相手の好みに合っているか」で、「季節感があるか」も重要なポイントとして挙げられている。しかし、お中元の場合は「高級感があるか」、サマーギフトの場合は「気軽に贈れるか」が重視されることも分かった。
では、贈られて困るものは何だろうか。およそ2人に1人が「自分の趣味嗜好に合わないもの」(47.7%)、「実用的でないもの」(45.3%)と答えている。贈られてうれしいものを具体的に聞いたところ、お中元では「商品券」(42.3%)、サマーギフトでは「アイスクリームなど冷菓」(56.0%)がもっとも多く支持を集めた。
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