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参院選のネット利用はどうだった? 政党サイトをチェックした人は1%足らず:ネット選挙は空振り(2/3 ページ)
ネットを活用した初めての選挙となった参議院選挙。Googleなどが実施した動向調査の速報リポートでは、期待された若年層の政治参加が薄かったことが分かった。
自民党支持者と傾向が近いのは維新支持者
実際に投票した政党別にメディア情報への接触状況を分析すると、政党ごとに投票者の情報接触の仕方が異なっていることが分かった。
民主党や日本維新の会、みんなの党に投票した人は、平均よりもテレビ番組経由で政治情報に接触した回数が多い。ただし、民主党支持者はニュース番組経由が抜きんでて高く、日本維新の会支持者はニュース番組よりもそのほかの番組(情報バラエティなど)が多い。みんなの党支持者はどちらの番組も同じくらい多く視聴していた。
ネット経由で政治情報に接触した人が多かったのは、自民党支持者、日本維新の会支持者、そして共産党支持者だった。このうち、ニュースサイトにより多く接触したのが自民党支持者、そのほかのサイトに多く接触したのが共産党支持者、両方に同じくらい多く接触したのが日本維新の会支持者だった。
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