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オバマ大統領が、本当に"change"したもの――Change.org日本代表 ハリス鈴木絵美さんこれからの働き方、新時代のリーダー(前編)(5/5 ページ)

世界最大の署名サイト、Change.org日本版の代表・ハリス鈴木絵美さんは元マッキンゼーのコンサルタント。政治に興味がなかったという彼女はなぜオバマ大統領の選挙スタッフになり、さらに市民活動を仕事にしたのか? 日本人から見ると驚きの、米国の選挙事情を聞いた。

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ネットを活用したムーブメントを選挙以外にも広げたい

吉岡: Purposeは何をする会社なんですか?


Purpose

Emmy: Purposeは参加型のキャンペーンサイトで、ネットを活用したムーブメント作りを、政治や選挙以外にも広げられないか、というアイデアから生まれた会社です。

 Purposeでの仕事は、「これは私がやりたかったことだ」と思えました。スタートアップから携わって、3〜4年でどんどん会社が大きくなって、社員が70人くらいになっていくのを育て上げて……私は小さいチームを大きくしていくのが好きなんですね。だからすごく楽しかった。でも、Purposeには日本に関わるプロジェクトが全然なかったんです。すごく充実しているけど、このままでは100%米国人になってしまう。それでいいのか? このままでいいのか? と、ハーフの自分が問いかけるんです。

 そんなとき、Change.orgがアジアに進出するといううわさを聞いたんです。PurposeとChangeは同じ業界ですから、そういう話はすぐに耳に入ってくるんですね。日本だけじゃなく、タイやフィリピン、インドネシアなどアジアのいろいろな国に進出するという話を聞いて「日本で(署名活動や市民運動のサイトを)やろうなんて、相当大変だろうに、これは本気なんだな」と思ったんです。そして「自分がやらなければ、他にやる人はいないだろうな」ということも分かった。

 やるべき仕事と思ったことは、やらなかったら後悔するじゃないですか。じゃあ、と思って自分で手を挙げて……Change.org日本版の立ち上げを、引き受けることにしたんです。(後編に続く)


Change.org

 →これからの働き方、新時代のリーダー(後編):なでしこジャパン、はだしのゲン。誰にでも社会は変えられる――日本に上陸した署名サイトの狙いとは?(参照記事)

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