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コラム

媚びないフェラーリが教えてくれる「勝ち残る法則」史上最高のハイパーカーも完売(4/4 ページ)

欧州の債務危機に影響を受けた国で、新車の販売台数が減少している。そんな状況でも史上最高の業績を上げ、注目が集まっている企業がある。イタリアが誇るフェラーリ社だ。注目されるのは業績ではなく……。

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フェラーリ史上最高のハイパーカー

 フェラーリ社は、現在5つのモデルを製造販売している。そこにリミテッドエディションとして、今年最高にホットなモデルが登場した。フェラーリのこれまでの集大成となる、最速で最高価格のスーパーカーの上をいくハイパーカー「LaFerrari(ラ・フェラーリ)」だ。3秒で時速100キロメートルの速度に達する高性能のハイブリッドマシーン。100万ユーロ(1億4200万円)という高額にも関わらず、限定499台すべてが完売した。


フェラーリ史上最高のハイパーカー「ラ・フェラーリ」(出典:フェラーリ社)

 ラ・フェラーリには限定車の刻印が記されるほか、所有者であるドライバーの体型に合わせてシートを成形させるなど、究極なカスタマイズが可能で、非常にラグジュアリーなモデルだといえる。このフェラーリ史上最高のハイパーカー、業界関係者によると実は日本にも十数台納品される予定だとか。

 ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長はこんな名言を語っている。「We don't sell a normal product. We sell a dream.(私たちは単なる製品を売っているのではない。夢を売っているのだ)」

 そんなクラフトマンシップ、つまり職人魂こそ、フェラーリが時代を代表する唯一無二のスーパーカーメーカーに君臨できる所以(ゆえん)なのだろう。

著者プロフィール:

藤井薫(ふじい・かおる)

 大学を卒業後、広告代理店や出版社を経てライターに。

 『POPEYE』『an・an』(マガジンハウス)や『GLAMOROUS(グラマラス)』(講談社)などで、ファッション、ビューティ、ビジネスなど幅広い記事をカバー。日本と海外を頻繁に行き来して、海外トレンドを中心に情報発信している。


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