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あれ、もうないの? コンビニで新商品の“寿命”が短い理由:ご一緒に“おでん”いかがですか(2/5 ページ)
コンビニに行って、「あれ、もう新商品がないの?」といった経験をしたことがある人も多いのでは。以前から「コンビニは商品の入れ替えサイクルが早い」と言われているが、その理由について現役オーナーが明らかにした。
ボノボンの天下はわずか5週間
ところで、ボノボンのヒットはどのくらい続いたのだろうか。話題になった2013年11月から2014年1月時点までの販売数を追ってみた(販売数は1店舗でのもの。筆者は店舗名を明らかにしていないので、販売数を表示することができない)。
駄菓子の定番である「うまい棒」(5種類合計)と「ボノボン」(2種類合計)で比較したところ、ボノボンが販売された当初、うまい棒の合計より高い販売数を示している。うまい棒の特徴は、まとめ買い(1袋30本入り)が定期的にみられること。12月23日の週が突出しているのも、年末需要でまとめ買いした人が多かったからだ。
そのうまい棒に勝ち越していたのだから、ボノボンのスゴさがうかがえる。しかも価格は21円。ちなみに、うまい棒は9円なので、倍以上の価格にも関わらず……なのである。
しかしボノボンの天下は、わずか5週間で終わってしまう。もう一度、グラフを見てほしい。6週目の12月16日週に、販売数がガクンと落ちているのがお分かりだろう。このように、まれに見るヒット商品でも1〜2カ月ほどで寿命がきてしまう(寿命と言っても“死に筋商品”になったというわけではない。ヒット商品ではなくなった、という意味だ)。
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