インタビュー
自販機の一等地は「左上」? 人の視線を追いかけたら“常識”が覆った:仕事をしたら“缶コーヒー”が売れた(7/7 ページ)
自販機で缶コーヒーを買う――。日常的な行動なので、意識していない人が多いと思うが、実は自販機には隠れたノウハウがある。マシンの前に立ったとき「人は『左上』に注目する」と言われてきたが、ダイドードリンコがアイトラッキングを使って分析したところ……。
土肥: でも、今度はフラッグが小さくないですか? 重箱の隅をつつくようなことばかり言って、どーもすいません。
正本: いえいえ、小さくしたのにもワケがあるんですよ。アンケート調査をしたところ、ブランドの認知度がかなりアップしたんですよね。それでフラッグを小さくしました。
土肥: なるほど。缶コーヒーのパッケージひとつとっても、歴史があるのですね。あと、自販機ひとつとっても、いろいろなノウハウが詰まっている。
それにしても恐るべし「アイトラッキング」。従来のアンケートではよく分からなかった消費者の本音が、赤裸々に浮かびあがるわけですから。今回は自販機の“常識”が覆ったわけですが、このほかにどんなことが分かっきたのかな。ちょっと気になるので、ダイドーが使ったトビー・テクノロジー社を取材してきますね。
正本: おお、それは楽しみにしています。
(つづく)
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