LINE@の導入を成功させるための基礎知識:LINE@でお店をPRする方法(2/3 ページ)
LINEは企業のプロモーション、マーケティングのツールとして、高い効果を発揮しています。今回は、LINE@の導入を成功させるための基礎知識について紹介します。
LINE@はお店のファンを作り、リピーターを増やすためのツール
LINE@を活用するには「友だち」作りが大切ということは、分かってもらえたと思います。見方を変えれば、「友だち」集めはLINE@を使いこなすための最初のハードルでもあります。しかし、そのハードルをクリアすれば、他のマーケティングツールとは桁違いの「効果」が期待できるのも、LINE@の大きな魅力です。
あなたのお店を「友だち」として登録してくれたお客様は、いうなればあなたのお店のファンか、ファンになってもよいと考えている人達です。LINE@は、そのような人達をもう一歩踏み込んだ形の「コアなファン」にするための活動を支援してくれるツールと考えてください。リピート率向上の施策を手助けしてくれるわけです。LINE@には、そのような活動を最小限のコストと時間で行うためのさまざまな仕組みが用意されています。
その一例として、LINE@は「クーポン」を配信することが可能です。クーポンは、全員に配布する型式のものと抽選型の2タイプあり、集客戦略により使い分けることができます。いずれのクーポンも、スマートフォンの画面に表示され、店頭でスタッフに見せるなどの使い方をします。その際、画面に表示されたクーポンをタップすることで使用済みにできますし、それにより利用率も計測することができます。効果測定を行うことで、次の集客戦略の参考にすることも可能です。
「友だち」数の上限は1万人
LINE@が公式アカウントと最も異なる点がこの「友だち」数の上限です。「友だち」が1万人を超えた時点でそれ以上登録することができなくなりますが、公式アカウントには制限がありません。ただし、1万人を超えて「友だち」をさらに増やしたい場合は、上位プランが用意されています。上位プランは、それまでのリーズナブルな金額から一気に上昇し最低でも5万円+消費税になります。
それまでの料金と比較すると10倍になるわけですから一見高く感じますが、メッセージを1万人に配信しても、1回につき1人あたりのコストは5円です。メルマガの有料配信やグルメサイト、クーポンサイトなどの利用料が最低でも月額数万円程度することを考えると、決して高い料金ではありません。
逆に、それまでの月額5000円+消費税で1万人までの配信が可能な料金体系が安すぎると言えるのです。
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