コンビニで展開されるキャンペーンが、つまらない理由:ご一緒に“おでん”いかがですか(1/4 ページ)
コンビニをのぞいてみると、さまざまなキャンペーンが展開されている。しかし、そのほとんどがつまらない。その理由は……。
著者プロフィール・川乃もりや:
コンビニ本部で社員をして10年余り、いわゆるスーパーバイザーなるものを経験し、何を思ったか、独立オーナーに転身した。齢40にして、自分の仕事についての足跡を残したくなり、Webサイト「コンビニ手稿」と、誠ブログ「とあるコンビニオーナーの経営談議を始める。
旅行とお酒が大好きだが、コンビニ経営をしていると、なかなか旅行に行く時間がとれない。その一方で、アルコールの量は増えるばかり。
ご一緒に“おでん”いかがですか:
多くの人が一度は利用したことがある「コンビニ」。決して大きなスペースではないが、そこで何が起きているのだろうか。陳列台にはたくさんの商品が並んでいるが、何が売れているのか、またなぜ売れているのか。コンビニの現在と過去を紐解きながら、ちょっとした“謎”に迫っていく。
筆者は大手コンビニの本部社員として活躍し、現在では店舗を構えるオーナー。コンビニの表と裏を見てきた者だけにしか書けないコラムはいかがですか?
コンビニでは、さまざまなキャンペーンを展開している。すぐに思い浮かぶキャンペーンといえば、飲みモノにオマケが付いていたり、お菓子を買うとグッズがもらえたり、スピードくじで当たれば商品をもらえたり、さまざまなものがある。
各コンビニのWebサイトから、現在どのようなキャンペーンが行なわれているのか見てみよう(2014年4月9日現在)。
- セブン-イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
コンビニは同時期にどのくらいのキャンペーンを展開しているのだろうか。ちょっと数えてみたところ、セブン-イレブン9個、ローソン9個、ファミリーマート15個(2014年4月9日現在。数えもれがあった場合はご了承願いたい)。
メインキャンペーンはPOPも大々的に展開しているので、店に行けば「キャンペーンをやってるんだなあ」と、すぐに分かる。だけど中には、セブン-イレブンのBitCashキャンペーンやローソンのからあげクン幻の手羽先風味ツイートキャンペーンなど、店の従業員も把握していないと思われるキャンペーンもある。
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