連泊出張の新提案、女子会にも?──東急ステイ展開「滞在型ホテル」とは:客室に洗濯乾燥機やミニキッチン(2/4 ページ)
東急ステイが、東京・新橋の虎ノ門ヒルズへ通じる新道沿いに“滞在型ホテル”とうたう「東急ステイ新橋」をオープン。“滞在型”とは何か、よくあるビジネスホテルとは何が違うのか、オープン直前の店舗を取材した。
客室へ「洗濯乾燥機」「電子レンジ」「ミニキッチン」を設置
「イメージは“都市型コンドミニアム”。具体的には、シティホテルとウイークリーマンションの中間に位置すると考えていただくと分かりやすいでしょうか」(東急ステイサービスの高谷昌吾社長)。滞在型の宿泊施設として、ハワイなどのリゾート地で見受けられる「コンドミニアム」がある。この仕組みを都市滞在型に変換した。
特に客室へ「洗濯乾燥機」と「電子レンジ」、そして「ミニキッチン」(レジデンシャルダブルタイプ)を設置するつくりがこれまでのビジネスホテルとかなり違う。共用部へコイン洗濯機を用意するビジネスホテルは多くあるが、意識して室内への標準装備(スマートシングルタイプを除く)としたのはこれまであまりなかったサービスかもしれない。
「共用エリアにあるコイン洗濯機設備では、洗濯のために“一応、きちんと着替える”必要があります。設備が空いていなかったら待つ必要もあります。室内にあればリラックスした格好のままで大丈夫です。また、女性や家族連れのお客様にも安心して使えると好評をいただいています」(東急ステイサービスの高谷社長)
また、定員2名のレジデンシャルダブルタイプ(20平方メートル)に備えるミニキッチン設備(電磁プレート、ほか食器とフォークも常備)は、前述した“コンドミニアム”の意識から来ているのが分かりやすい。食事代の負担を抑えるためのちょっとした自炊に使える。また、海外の顧客からも、不慣れな生活の中、客室に設備があると精神的な負担が減る。宗教上の理由から客室で料理できると便利といった声があるようだ。
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