暑すぎて、売れすぎた?「キリン のどごし<生> ICE」、発売1週間で2500万本突破:飲むと“ひんやり”
夏季限定の新ジャンルビール「キリン のどごし<生>ICE」が、6月3日の発売以来2500万本以上を販売した。年間販売目標の半分という売れ行きの理由は?
キリンビールは「キリン のどごし<生>ICE」(以下、のどごし<生>ICE)が6月3日の発売以来、1週間で年間販売目標の半分にあたる2500万本(350ml缶換算)を販売したと発表した。
のどごし<生> ICEは、2005年に発売した同社の新ジャンル飲料「キリン のどごし<生>」の、初の夏季限定商品。のどごし<生>の味をベースに、爽快(そうかい)でスッキリした味に仕上げており、実際に飲むと、独特のひんやりした感覚が味わえる。
爽快感の理由は、ドイツ・ハラタウ産のヘルスブルッカー種のホップにある。ヘルスブルッカーホップにはβユーデスモールという成分が多く含まれ、これが冷たさを感じるセンサーに作用して、飲んだときに冷涼感やスパイシー感を感じさせるのだという(参照リンク)。
また、のどごし<生> ICEでは、通常ののどごし<生>よりも低温の、マイナス2度〜0度で氷点貯蔵するアイス製法を採用している。
売れた理由は、6月初めの異例な暑さ?
のどごし<生> ICEでは、俳優の堺雅人さんが演じる、旨杉夫(うますぎお)のテレビCMを展開。「冷えすぎて、うますぎお。」というキャッチコピーで、製品の「冷たさ」を訴求している。
売れた理由としてキリンビールが挙げているのが、例年より一足早い真夏日の到来だ。2014年は梅雨が長引き冷夏になると予想されているが(参照記事)、東京都心でも5〜6月に真夏日が3日以上続くなど、本製品が発売された6月初めに暑い日が続いた。梅雨入り前の夏のような暑い日が続いたことで、“飲むとひんやりするビール飲料”がウケたといえそうだ。
梅雨に突入し、真夏日でこそないものの、蒸し暑い日が続く昨今。ひんやりするお酒で涼をとるのも良いのではないだろうか。
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