勝負をかけるプレゼンテーションではどんな服装がいい?:チャンスをつかむ男の服の習慣(2/4 ページ)
単純に「攻め=赤」ではなく、スーツの基本色の合わせ方をマスターしましょう。どの色にどんな効果があるかより先に、ビジネスシーンにふさわしいスーツの基本色を理解し、そのうえで攻めるための配色を考えます。
スーツの基本色はネイビーとグレー
それでは、基本色。これは、プレゼンテーションに限らずですが、最初はスーツ自体のカラーから。
- チャコールグレーの無地
- ネイビー
- 1. のトーン(色の濃さ)違いの無地
- グレーかネイビーのストライプ
「茶はどうですか?」とよく聞かれますが、きちんとしたプレゼンテーションの場で茶は危険です。茶でもダークに限り上品でフラットな素材であれば、5番手に浮上させてもかまいません。しかし、間違いがないのは1.〜4.のカラーをまず必要とするのが常識。これを知っておくことで、実はビジネスシーンで自信が付くようになるのです。
まずは、グレーやネイビーのスーツでの配色の基本を知ることが大事です。
チャコールグレーのスーツは強い
欧米のフォーマルシーンでは、まずグレーが主流。ネイビーよりも品格を感じ、好まれる傾向があります。
実は、チャコールグレーのVゾーンをマスターすれば、落ち着いて貫禄を感じるだけではなく、非常にエレガントなのです。若い新入社員に見えがちな人なら、グレーの強さを実感することでしょう。
もちろん、プレゼンテーションにも有効なのは間違いなしです。
グレーのスーツのVゾーンカラー配色
具体的な配色は、以下の通りです。
スーツ
チャコールグレー ミディアム(中位の)グレー。
シャツ
白 サックスブルー。薄い水色〜多少濃いめの水色までOK。
ネクタイ
ネイビーを主流に柄をそろえる。
無地、ドット、小紋、レジメンタル。茶〜ボルドーまでの赤ベースも相性がよい。
ただ若々しさは控えられるので、老けがちな人は要注意。
若く見えがちな人は信頼を得るためにボルドー、という考え方も有効です。
逆に老けがちな人は、グレーのスーツ×サックスブルーのシャツ×ネイビーベースのレジメンタル。
「攻めでやはり赤! 黄!」という人も、ただの赤ではなくもっと繊細な色選びに凝ってみてはどうでしょうか? 同じ赤でもいろいろあります。
Vゾーンのバランスを考えたうえでの赤なら、単純に「自己主張できるから」と選ぶ赤とは、信頼感がまったく変わってきます。
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