LCCのビジネスモデルとは――Scoot CEOインタビュー：大手航空会社の傘下でないと難しい？（3/3 ページ）

最近の日本では経営の難しさに注目が集まることの多いLCC（格安航空会社）。LCCビジネスのポイントとはどこなのか、急成長を続けるシンガポールのLCC「Scoot」のCEO、キャンベル・ウィルソン氏にインタビューを行った。

[吉岡綾乃，Business Media 誠]

日本での展開

Scootのキャンベル・ウィルソンCEO

――Scootが日本で有名になるためには、何をしたらいいと思います？

キャンベル：　有名になる必要はないでしょう、今は1路線しかないですし。日本は高い市場なので、広告を出すよりは旅行会社に売ってもらったほうがいいと思います。（注：このインタビューの数時間前、他国のメディアからの同様の質問に対して「Web広告は出しているが、テレビCMは高いからやらない」と答えていた）

――ところで、キャンベルさんは日本に住んでいたこともあり、とても日本に詳しいと聞きました。お気に入りの、そして友人に教えたいと思う日本のスポットはどこですか？

キャンベル：　私は最初新宿に、次は半蔵門に住んでいたんです。そうですね、築地とか、明治神宮とか……京都の桜は素晴らしいですね。桜といえば千鳥ヶ淵も。あと宮島の鳥居。黒部も良かった。

　今はGPS（スマートフォンの地図・ナビ表示のこと）があればどこにでも旅行ができていいですね。数年前には私の母も日本を旅行していましたよ。

――本当に日本のあちこちに行かれたのですね！　今日はありがとうございました。