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東京以外にも出店加速 「ギャレット ポップコーン」が大ヒットしたわけジャパンフリトレー社長インタビュー(3/4 ページ)

約2年前に日本で初出店したシカゴのポップコーンチェーン「ギャレット ポップコーン ショップス」は瞬く間に話題となった。今なお“高級ポップコーン”を求めて長蛇の列ができる。日本での運営企業、ジャパンフリトレーの江原社長にビジネス状況などを聞いた。

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日本独自の企画が功を奏す

――日本での開業から2年経ち、今なお行列ができています。なぜヒットしたと思いますか。

 日本独自の企画やキャンペーンを次から次へと打ち出すことが、顧客の心を掴んでいるのではないでしょうか。アジアにもギャレット ポップコーン ショップスはありますが、実は浮き沈みが激しいです。その理由は米国のやり方をそのままコピーしているだけだからです。日本の場合は、フレーバーや缶のパッケージデザインなど独自のカスタマイズ企画を大きな特徴としています。これが成功事例として認知され、本社からも日本のマーケティングに対する期待が高まっています。

 ネスレのチョコレート菓子「キットカット」が日本発でさまざまなオリジナル商品を作っているのと似ているかもしれませんね。

――今年4月には4店舗目を名古屋にオープンします。出店に対する考え方を教えてください。

 先ほどお話したように、今後もトラフィックは重視します。せっかくのブランド力があっても、人がいない場所に出店したら認知されないでしょう。

 そう考えると、これから全国展開していく中でトラフィックの多い場所となると、地方都市ではやはり駅周辺にならざるを得ません。これは東京駅に開業して改めて思ったことです。駅のトラフィック量は無視できません。例えば、札幌や仙台にも繁華街はありますが、トラフィックに関して駅に出店するのとではまるでインパクトが違います。

間もなくオープンする名古屋店(イメージ)
間もなくオープンする名古屋店(イメージ)

――そうした中でアウトレットに出店したのは。

 酒々井に出店したのはアウトレットが開業するタイミングで、彼らが打ち出したいメッセージとギャレット ポップコーン ショップスのブランドイメージが一致したからです。また、今後は訪日外国人の需要が増えることも狙っています。4月には増床もします。ただ、現状はそこまで外国人が多くはなく、地元のリピーター客が中心です。

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