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ダーツで席決め 好業績のカルビー、成長の源はオフィスにあった!:丸の内本社移転をきっかけに改革(4/4 ページ)
2009年に経営体制を大きく刷新したカルビー。それが功を奏し業績を伸ばし続けている。松本会長の号令の下、さまざまな経営改革に取り組んできた。その1つが本社移転をきっかけに推進したオフィス戦略だ。
ダイバーシティを推進
オフィス環境面だけでなく、社内制度の変革にも精力的に取り組んだ。営業職の直行直帰を推進し移動時間のロスを防いだり、全社員にノートPCとモバイル端末(一部はスマートフォンに移行中)を配布して効率的な働き方を支援したりしている。
2013年にはサマータイム制度を導入。6月1日〜9月30日の期間は午前8時から午後4時30分を勤務時間とし、17時を消灯時間と定めた。朝早く出社して仕事の効率化を図るとともに残業を減らすのが狙いで、実際に初年度は前年比で8%残業を削減した。さらに2014年からは在宅勤務制度もスタートした。
こうした取り組みによってカルビーが目指すゴールの1つは、ダイバーシティの推進である。“女性の活躍なしにカルビーの将来はない”という合言葉とともに、同社は2020年に管理職の女性比率30%を経営目標に掲げている。2014年4月1日時点で14.3%、2015年4月には約20%になる見込みだ。
すべての社員がいきいきと働ける環境を提供することで、企業は継続的に成長できる。この理念を体現するカルビーの快進撃は、まだまだ止まりそうにない。
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