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米ファストフード「タコベル」、約20年ぶりに日本“再上陸” なぜ今?:渋谷に1号店(2/2 ページ)
全世界で6500店舗を持つメキシカンファストフードチェーン「Taco Bell」。このたび日本に1号店をオープンする。その裏側を同社の海外事業トップに聞いた。
――海外進出する際には現地企業からのアプローチが多いのでしょうか。
ケースバイケースです。日本の場合はアスラポート・ダイニングからの打診でしたが、今出店を準備しているタイについては、我々自身がタイに進出したいので、こちらから現地のフランチャイズパートナーを探しているところです。
――日本は外食産業が活況である一方で競争も激しいです。どう戦いますか。
Taco Bellのターゲット顧客は18〜34歳と、エネルギッシュで若々しいブランドです。1号店の場所に渋谷を選んだのもそうした理由です。彼らにとってTaco Bellの商品は一度食べるとやみつきになる人が多いです。日本の消費者にとって今までにない新しい食の経験を提供できる、ここが他社との一番の差別化です。
加えて、Twitterなどソーシャルメディアの活用に積極的で、消費者と友達同然のリレーションを築いています。ソーシャルメディアを通じて消費者の声を吸い上げ、新たな商品やサービスの開発などを行っています。日本でもそうした取り組みに力を入れたいと考えています。
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