コラム
日本人選手に決定力がないと言うあなたに:「仕事人」か「会社人」(3/5 ページ)
スポーツの世界では「日本は組織力に優れているが、個人の力となるといまひとつぜい弱で、大事なところで勝ちを逃す」といったことがよく言われている。では、自分自身は「個として強い職業人」なのか。考えてみたところ……。
雇われ根性・他律性が染みついていないか
他方、Yタイプは「会社人」の自己紹介で次のような意識になりやすい。
【会社人の意識】
- 雇用される組織(会社)に忠誠を尽くす
- 会社とはタテ(主従)の関係
- 会社が要求する能力を身につけ、会社が要求する成果を出す
- 会社の信頼で仕事ができる
- 会社の目的の下で働く
- 会社は船。沈没したら困る。下船させられても困る
- 会社内での居場所・存在意義を見つけることに敏感
- みずからの人材価値についてあまり考えないし、何か大きな問題を起こさないかぎり雇われ続ける
- 自由が制限されるストレス
- 会社ローカル的な世界観
- 「一社懸命」
会社員という生き方を選ぶことが悪いとかそういうことではありません。問題は、どっぷりと会社人意識に浸かってしまって、雇われ根性・他律性が染みついていないかという点です。会社員であっても、ある割合、野性的な「仕事人」意識を自分の中に保っている人は、個として戦える力を持っている人です。
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