Mobile：Mobile&Movie 第14回：キューティ・ブロンド「大ニュースがあるの！　前髪を切ったわ！」

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2002年5月24日　08:12 PM 更新

Mobile&Movie 第14回
キューティ・ブロンド「大ニュースがあるの！　前髪を切ったわ！」

映画の中の名脇役として登場する“モバイル製品”をご紹介する「Mobile&Movie」。第14回は、弁護士を目指すブロンド娘の奮闘ぶりを描く「キューティ・ブロンド」。歩くバービー人形のような主人公エルの携帯はメタリックピンクのNOKIA製！

作品名キューティ・ブロンド(Legally Blonde)

監督ロバート・ルケティック

制作年・製作国 2001年アメリカ

　西海岸で華やかなカレッジライフをエンジョイするエルは、豊かなブロンドがチャームポイントの女の子。社交クラブの会長を勤めるほどの人気者で、専攻するファッションの成績も優秀。ラブラブの彼氏ワーナーからは、エルの誕生日にいよいよプロポーズされそうな予感が！　

　「今夜が勝負！」とドレス選びも入念にバースディデートに出かけたところ、

「君はあまりにブロンドすぎる」

と突然言われてしまいます。ワーナーの家系は代々政治家で、妻にするならセクシーなマリリン・モンローではなく、聡明なジャクリーン・ケネディに決めていると告げられたのです。思いもよらない別れ話に取り乱すエルは、ブロンドというだけでフラれてしまったことにショックを受けます。

　エルと別れてハーバード大学に進学し法律を学ぶというワーナーに、自分が見かけだけの女じゃないことを証明するため、エルはひたすら猛勉強します。そして、誰もが無理だと思ったハーバード大学入学を成し遂げるのです。

　やっとの思いでハーバードに入ったものの、再会したワーナーにはヴィヴィアンといういかにも真面目そうなブルネットのフィアンセが……。さらに、エルの派手な西海岸ワードローブは、東海岸では浮きまくり。クラスメイトに歩くバービーとからかわれたり、大学教授からも厳しく注意を受けてしまいます。

　落ち込んだエルは、LA時代の親友セレナとマーゴッドの携帯に電話をかけます。

「ハーイ！　元気だった？　エル！」

「大学のみんな意地悪なの……」

「大ニュースがあるの！　前髪を切ったわ！」

　婚約してはしゃぐセレナに、エルは愚痴を言い出せません。もうLA時代には戻れないと感じたエル。どんな時も自分のスタイルを貫き続けるエルは、自分を信じてハーバードで精一杯頑張ってみることを決意します。

　大学にもピンクのワンピースにピンクのバッグ、ピンクのサングラスでやって来るエル。履歴書もピンクの香水付き、寮の電話もピンクのフェイクファーカバー付きという徹底ぶり。

　そんな彼女が法律学習用に購入したのは、アップルコンピュータiBookのタンジェリン。ほかの生徒が使う真っ黒なノートPCがずらりと並ぶ教室で、iBookはエルらしい個性を発揮して目立っていました。iBookのおかげで勉強がはかどるようになったのか、エルは授業でどんどん発言するようになり、教授たちもエルを見直していきます。

　そんなエルに訪れた大チャンスは、キャラハン教授が担当する殺人事件の助手への指名。被告のブルックは西海岸の大学の先輩で、エアロビトレーナーとしてレッスンを受けたこともあり、さらにブルックがブロンドであることから、エルはブルックが殺人犯でないことを確信します。

　同じく助手をすることになった前カレのワーナーは、

「君には別の場所が似合う」

とエルの実力を認めようとしません。この裁判に勝利することでワーナーを見返して、何としてもブルックを無実の罪から救おうとするエル。そして、殺人事件までもエル流のスタイルで解明していきます。ヒントは、キャラハン教授では思いもつかない「プラダの靴」と「パーマヘア」。果たしてエルは、無事勝訴に持ち込めるのでしょうか!?

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