Mobile:NEWS 2003年7月7日 09:04 PM 更新

iモーションにテキストを追加する


 3GPP形式のテキストを作成するには、QuickTimeのテキストトラックを使えばいい。Windows用のテキストトラック編集ソフトはQuickTime Proのみで、これを使うことになる。手順は以下の通りだ。

1.QuickTime Playerを使い、適当なテキストファイルを読み込む。

2.ファイルメニューの「書き出し」を選び、「テキストからテキスト」を選択する。 出力は「テキスト、ディスクリプタ」を選択する。

3.出力されたファイルを適当なエディタで開くと、ある書式に従って記録されているのが分かる。これを見ながら編集していくことになる。

 ここで重要なのは、 {width} {hight} {language} の3つ。witdthとhightにはそれぞれ、テキスト領域の幅と高さを記述する。languageには「11」(日本語)を入れる。{size}は最終的には電話側の標準フォントに合わされるため何でもいいのだが、「10」程度にしておけばよい。

4.あとはタイムコードに合わせてテキストを入力するのみ。そして保存する。

5.次に、QuickTime Playerの「ファイル」メニューの「読み込み」でこのテキストを選択し、「変換」をクリックする。

6.表示されたダイアログでファイル名を指定して保存する。テキストの色などを変更したい場合には、「オプション」をクリックし、色なども変更する。

7.これでテキストトラックのみのムービーができ上がった。

8.これを動画に付ける場合は、編集メニューで「すべてを選択」して「コピー」する。

9.「テキストを加えたい元ムービー」を開き、編集メニューの「追加」により、先ほどのテキストムービーを、先頭部分にトラックとして追加する。

10.テキストの位置をいじりたい場合は、「ムービー」メニューの「ムービーのプロパティを表示」を選択し、ここで表示されたムービー情報ウィンドウで、各トラックの「サイズ」を調節する。

11.これで完成。あとは「書き出し」で3GPP形式に変換するのみである。

 これをどう活用するか……。例えば、音楽だけのムービーにテキストを載せてメッセージを伝えるといった使い方ができるだろう。参考までにサンプルを掲載する。

動画のサンプル(音楽にテキストを載せたiモーションの3gpファイル、クリックしてダウンロード。要アップルコンピュータのQuickTime 6.3および3GPPコンポーネント

 PCで見ると文字がおかしいが、FOMAで見ればそれなりに収まっているはずだ。このサンプルでは少々細工をして、途中で色を変えている。いずれにしても、面倒な作業ではある。

 なお、このテキストトラックの扱いについては拙著「QuickTime Guidebook」に詳しく説明してあるので、参考にしてほしい。



関連記事
▼ MPEG-4の携帯動画、相互にやり取りする方法
一口にMPEG-4といっても、ファイルフォーマットやコーデックによって仕組みが異なるため、そのまま相互にやり取るできるわけではない。ドコモやau、J-フォンの動画の仕組みとやり取りする方法を検証した。

▼ 携帯動画の互換性を考える:「MPEG-4」の仕組みとは
静止画に続き、動画の利用環境も整い始めた携帯電話。しかし使われるフォーマットはさまざまで、相互に互換性があるのかどうかも分かりにくい。3G端末を中心に採用され始めた「MPEG-4」も、ひと筋縄ではいかないややこしさだ。

▼ ここまで来た、TV電話FOMA
すべてTV電話に対応した新FOMA3機種は、連続待受時間が伸びただけでなく、大きさ・重さの面でもかなりPDCに近づいた

▼ PCで作った動画をFOMAで見よう
3GPPに対応したQuickTime 6.3がリリースされた。これを使えばPCでFOMAのムービーを閲覧できるだけでなく、PCでFOMA用のムービーを作れるようにもなる。FOMA用ムービーを作成する際の注意点をまとめてみた。

▼ QuickTimeが“さまざまな”3GPP標準をサポート
QuickTime 6.3が、3GPP標準の動画をサポートしたことで、FOMA向け動画をPC上で閲覧したり、作成できるようになった。しかし、3GPP標準と一口にいっても、それぞれが完全に互換性があるわけではないようだ。

▼ FOMAのムービーに対応したQuickTime 6.3が公開
アップルコンピュータはAMRに対応した「QuickTime 6.3」を公開した。FOMAで撮影した3gpファイルの再生に対応している。

▼ 3GPP対応のQuickTimeが目指すのは〜フランク・カサノバ二世に聞く
3GPPに準拠したQuickTimeが登場したことで身近になった、携帯電話の動画環境。どのような協力体制でサポートが進んだのか、QuickTimeは携帯電話に何をもたらすのか──米Appleのフランク・カサノバ二世に聞いた

▼ J-フォン、100万画素CCD搭載「J-SH53」発表、MPEG-4録画に対応
J-フォンは、有効100万画素CCDを搭載した新端末「J-SH53」を5月下旬以降に発売すると発表した。有効100万画素CCDを搭載し、最大1144×858ピクセルの画像を撮影し、SDメモリーカードに保存できる

▼ MPEG-4のシステムライセンス発表
MPEG LAから「MPEG-4 Systems Patent Portfolio License」がリリースされた

▼ 「ASF」から「MP4」へ〜FOMAのiモーションメール
撮影した動画をメールに添付して送信できる「iモーションメール」に対応した、新しいFOMA端末が登場する。しかし動画関係の機能拡張に伴い、動画フォーマットは変更され、既存の「iモーション」対応端末との互換性は失われてしまった

▼ 携帯動画配信、ezmovieがちょっと優勢?
「iモーション」と「ezmovie」。2つのキャリアが2種類の動画配信サービスを開始して数カ月。立ち上がりはどんな状況なのだろうか。数多くの動画配信を手がけるソニー・ミュージックに聞いた。

▼ FOMA−H.323端末間のテレビ電話を実現するゲートウェイ
WIRELESS JAPAN 2002会場で、3G-324M対応携帯電話とH.323対応端末間での通信を可能にするゲートウェイが参考出展されていた

▼ FOMA用ムービーの作り方
▼ ezmovie【いーじーむーびー】
▼ Mobileキーワード:MPEG【えむぺぐ】

[姉歯 康, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



Special

おすすめPC情報テキスト

モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!