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冬商戦、最も売れている携帯は?携帯販売ランキング(11月27日~12月3日)

冬商戦期に入り、見応えのある首位争いを繰り広げるauとソフトバンク端末。あの巨頭対決の続きは?、初登場で加速したあの端末は? さて、今回の販売ランキングはどのような結果となっただろうか。

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SO903i、首位獲得の夢果たせず

 TCAが発表した2006年11月期携帯契約者数において、創業以来初の純減となったことが分かったドコモ。今回の首位は前回と同じくシャープ製「SH903i」(写真)が獲得、初登場連続首位記録は「6」に伸びた。

 続いて2位に夏モデルの「SH902iS」、3位にソニー・エリクソン・モバイル製「SO903i」がランクインした。SO903iは前回、2日間のみの集計で初登場5位を獲得した。首位のSH903iに迫る躍進が期待されたが、残念ながらSH903i&SH902iSのシャープ端末2機種の牙城は崩せなかった。

 そのほか、903iシリーズは「N903i」が5位、「D903i」は6位に入ったが、新機種のラインアップが少ないためか、旧モデルとなる902iシリーズ──SH902iS(2位)、「N902iS」(8位)、「D902iS」(9位)、「P902iS」(10位)──が4機種もランキングの上位に残っている。また、現在ニーズが高いワンセグ端末がないに等しい状況(2006年3月発売の「P901iTV」のみ)も負の要因となっているように思われる。

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 もう1つ心配の種がD902i向けバッテリーパック「D06」の不具合によるリコール。製造年月日の関係からリコール対象のバッテリーパックは主にD902iで利用されていたものだが、D902iSとD903iも同形状のものを採用する。既存ユーザーに対する交換を優先させるため、D902i、D902iS(今回、ランキング9位)、D903i(同、6位)の販売を7日に一時停止すると発表した。これらは今後のランキング結果にもかなり影響してくることだろう。

 今週は悪いニュースが続いたドコモ。今後登場する703iシリーズやワンセグ&HSDPA端末でどのくらい巻き返せるだろうか。

王座陥落「W43S」。「W44K」が首位を奪う

 今回のauランキングは、長らく首位を走っていたソニー・エリクソン・モバイル製「W43S」を抜いて、京セラ製薄型端末「W44K」(写真)が初の王座に就いた。

 15ミリのスリムデザインとハーフミラー仕上げのボディを特徴とするW44Kは、前回のランキングで初登場2位を獲得した勢いからさらに加速。今回、ついにW43Sを抜いた。

 そういえば2006年上半期のベスト端末、カシオ計算機製「W41CA」の王座を奪ったのも京セラ製の端末「W42K」だった。京セラ製端末の底力、さすが、というところか。

 しかし、王座を奪われたソニー・エリクソン・モバイルもこのまま黙ってはいないだろう。ワンセグ+デジタルラジオ+3インチ液晶搭載の「W44S」を8日に投入したからだ。W44Kがさらに加速して引き離すか、W44Sのスタートダッシュが勝るか、それともW43Sが意地を見せるか。非常に注目したい争いだ。

巨頭注目対決のRound 2、「911SH」がカウンターパンチ

 ソフトバンクモバイルのシャープ製2大巨頭、「911SH」(写真)と「910SH」の争いが激しい。

 2ラウンド目の今回は、アクオスケータイ2nd Modelこと911SHが、3倍ズームレンズ+500万画素CCDの910SHにカウンターパンチを浴びせ、首位を奪った。

 そんな激しい戦いを「すごいでふな~♪」と眺めるのは、“くーまん”搭載の東芝製端末「810T」と「811T」。それぞれ8位から6位、10位から8位に上がっており、じわじわと人気の兆しを見せている。

 巨頭対決が今後も続くのか、くーまんが“ちょっと待った”をかけるのか、それとも今後発売されるカールツァイスレンズ搭載のノキア製「705NK」や、11.9ミリとなる超スリムボディのサムスン電子製「XS 707SC」が躍進するか。今後、ソフトバンクモバイル端末も見応えのある戦いが繰り広げられそうだ。


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