映像ケータイ「P903iX HIGH-SPEED」は、どこまで“遊べる”か(後編)(1/3 ページ)
フルブラウザ定額プランと高速なHSDPA通信で、PC向け動画配信サイトにあるWMV動画も快適に楽しめる映像ケータイ「P903iX HIGH-SPEED」。後編は“自作動画はどうか”を軸に、WMVやH.264動画をいろいろ作成。どの仕様まで再生できるかを試した。
自作WMVファイルはどこまで再生できるのか
“携帯で映像”を本格的に楽しみたいようなユーザーであれば、当然PCのリテラシーも高いだろう。というわけでP903iX HIGH-SPEEDにおいて、PCで作成した自作WMV動画の再生がどのくらい行えるかを試してみた。
P903iXで再生できる(と再生保証された公式の)動画仕様は以下の通り。
P903iX HIGH SPEEDで再生できる動画コンテンツ | |
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ファイル形式 | WMV、WMA、WVX、WAX、ASF、ASX |
ビットレート | ビデオ512kbps+オーディオ64kbps(再生保証値) |
フレームレート | 30fps(再生保証値) |
ビデオサイズ | QVGA(横320×縦240ピクセル) |
コーデック | ビデオ:Windows Media Video 8~9 オーディオ:Windows Media Audio 2~9 |
ファイル容量制限 | ストリーミング:なし ダウンロード:10Mバイトまで 自作:なし(外部メモリに保存できるサイズまで) |
著作権保護 | ストリーミング再生時はWindows Media DRM 10に対応。著作権保護されたダウンロードデータは再生不可。自作動画はDRMなしのみに対応 |
映像コーデックはWindows Media Video 8~9で、画像サイズは320×240ピクセル(QVGA)以下。ビットレート512Kbps以下、フレームレート最大30fps。音声コーデックはWindows Media Audio 2~9でビットレート64Kbps以下(ただし音声のみの場合は192Kbps以下)の組み合わせとなっている。
ただしビットレートに関しては、その値を越えている動画も再生可能な場合がある。映像か音声のどちらかが再生できない場合には、再生可能な方のみが再生できるようで、ちょっとあいまいだ。
実際にその制限を越える動画ファイルも含めて、PCでWMVファイルを作成し、再生してみよう。ちなみに10Mバイトまでの大容量iモーション(ビデオクリップ)の対応にともないH.264ファイルの再生も行えるので、こちらも一緒にテストすることにした。動画データの作成はペガシス「TMPGEnc 4.0 Express」で実施。結果は以下の通りだ。
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