“携帯で映像”を本格的に楽しみたいようなユーザーであれば、当然PCのリテラシーも高いだろう。というわけでP903iX HIGH-SPEEDにおいて、PCで作成した自作WMV動画の再生がどのくらい行えるかを試してみた。
P903iXで再生できる(と再生保証された公式の)動画仕様は以下の通り。
P903iX HIGH SPEEDで再生できる動画コンテンツ | |
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ファイル形式 | WMV、WMA、WVX、WAX、ASF、ASX |
ビットレート | ビデオ512kbps+オーディオ64kbps(再生保証値) |
フレームレート | 30fps(再生保証値) |
ビデオサイズ | QVGA(横320×縦240ピクセル) |
コーデック | ビデオ:Windows Media Video 8〜9 オーディオ:Windows Media Audio 2〜9 |
ファイル容量制限 | ストリーミング:なし ダウンロード:10Mバイトまで 自作:なし(外部メモリに保存できるサイズまで) |
著作権保護 | ストリーミング再生時はWindows Media DRM 10に対応。著作権保護されたダウンロードデータは再生不可。自作動画はDRMなしのみに対応 |
映像コーデックはWindows Media Video 8〜9で、画像サイズは320×240ピクセル(QVGA)以下。ビットレート512Kbps以下、フレームレート最大30fps。音声コーデックはWindows Media Audio 2〜9でビットレート64Kbps以下(ただし音声のみの場合は192Kbps以下)の組み合わせとなっている。
ただしビットレートに関しては、その値を越えている動画も再生可能な場合がある。映像か音声のどちらかが再生できない場合には、再生可能な方のみが再生できるようで、ちょっとあいまいだ。
実際にその制限を越える動画ファイルも含めて、PCでWMVファイルを作成し、再生してみよう。ちなみに10Mバイトまでの大容量iモーション(ビデオクリップ)の対応にともないH.264ファイルの再生も行えるので、こちらも一緒にテストすることにした。動画データの作成はペガシス「TMPGEnc 4.0 Express」で実施。結果は以下の通りだ。
Windows Media Video | ||||
動画サイズ(横×縦) | 映像ビットレート | 音声ビットレート | 結果 | 保証値外の項目 |
320×240ピクセル | 512Kbps固定 | 64Kbps | ○ | ─ |
320×240ピクセル | 512Kbps平均 | 64Kbps | ○ | 映像ビットレート |
320×240ピクセル | 768Kbps平均 | 64Kbps | ○ | 映像ビットレート |
320×240ピクセル | 1024Kbps平均 | 64Kbps | ○ | 映像ビットレート |
320×240ピクセル | 512Kbps固定 | 128Kbps | ○ | 音声ビットレート |
320×240ピクセル | 512Kbps固定 | 192Kbps | ○ | 音声ビットレート |
320×240ピクセル | 1024Kbps平均 | 192Kbps | ○ | 映像、音声ビットレート |
320×180ピクセル | 512Kbps固定 | 64Kbps | ○ | 変則解像度 |
352×288ピクセル | 512Kbps固定 | 64Kbps | × (音声のみ再生) | 動画サイズ |
480×360ピクセル | 512Kbps固定 | 64Kbps | × (音声のみ再生) | 動画サイズ |
H.264(MPEG-4) | ||||
動画サイズ(横×縦) | 映像ビットレート | 音声ビットレート | 結果 | |
320×240ピクセル | 512Kbps固定 | 160Kbps | ○ | |
320×240ピクセル | 768Kbps固定 | 160Kbps | ○ | |
320×240ピクセル | 1024Kbps固定 | 160Kbps | × (音声のみ再生) | |
320×180ピクセル | 512Kbps固定 | 160Kbps | ○ | |
352×288ピクセル | 512Kbps固定 | 160Kbps | × (音声のみ再生) | |
480×360ピクセル | 512Kbps固定 | 160Kbps | × (音声のみ再生) |
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