端末内の画像や音楽で「ライフログ」を生成――アクロディアとメガチップスの「VIVID Communicator」
「VIVID UI」「VIVID Movie」などの携帯向けミドルウェア開発で知られるアクロディアが、メガチップスと共同で携帯コミュニケーション用途の「VIVID Communicatorエンジン」を開発。端末内に保存されたテキストや音楽、画像データを生かした新たなコミュニケーションを提案する。
「VIVID UI」「VIVID Movie」などの携帯向けミドルウェア開発で知られるアクロディアが、メガチップスと共同で携帯コミュニケーション用途の「VIVID Communicatorエンジン」を開発したと発表した。
VIVID Communicatorは、端末内に保存された音楽やテキスト、画像、写真などのコンテンツを、シナリオテンプレートに沿ってオーサリング可能にするサービスで、ユーザーが作成したコンテンツはメールで送信したり、Webサイトに公開したりすることが可能。端末内データを自動収集してライフログを生成する機能も備えるなど、端末内のデータをコミュニケーション手段として活用することを目指す。
両社が開発したメディアミキシング技術は、端末の性能や機能に依存することなく実行できるミドルウェアで、特許を申請中だという。なお、生成したコンテンツはVIVID Communicatorの独自形式となり、両社が再生用のプレーヤーを提供する予定だ。
アクロディアはVIVID Communicator導入のメリットについて、ユーザーにとっては端末内に保存したさまざまな生活シーンの記録をオリジナルのアルバムコンテンツとして交換/公開できる点を、またコンテンツプロバイダにとっては、自社で配信しているコンテンツを生かしたテンプレートを提供できる点などを挙げている。
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