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ドコモ、「2in1」のA・Bナンバーを誤接続する不具合――通話料を返還

NTTドコモは「2in1」サービスにおいて、特定の条件でAナンバーとBナンバーを誤って接続する不具合があったことを発表した。一部交換機の設定ミスが原因。対象ユーザーには、通話料金を返還する。

 NTTドコモは3月24日、携帯電話に2つの電話番号やメールアドレスを付与する「2in1」サービスについて、一部の交換機に不具合があり正しく利用できなかったことを公表した。

 不具合は、Bナンバーへ発信したにもかかわらずAナンバーへの着信と表示されたり、Aナンバーの留守番電話に接続したというもの。特定の端末(F-03A)で利用した際に起こった場合と、2in1を新規契約した、あるいは契約後にプラン変更した場合に起きており、発生期間も2月4日から2月6日までと、2月18日から2月26日までに分かれている。

「F-03A」で発生した「2in1」Bナンバー着信時の不具合

  • 2in1を利用中のF-03Aにおいて、本来はBナンバーに着信するべき通話がAナンバーに着信したように表示される。
  • 期間は2月4日午前10時00分から2月6日午後11時08分まで。

不具合のイメージ

Bナンバー着信時の一部サービスの誤動作

  • Bナンバー着信時に、Bナンバーの留守番電話に接続し録音するべきところ、Aナンバーの留守番電話に接続し録音されてしまう。
  • 着信通知機能およびローミング着信通知SMSにおいて、Bナンバーへの着信にもかかわらず、Aナンバーへの着信通知がSMS送信されてしまう。
  • 対象は、事象発生期間中に2in1を新規契約した、あるいはすでに2in1を契約しており、プラン変更など一部手続きをしたユーザー。
  • 発生期間は2月18日午前7時00分から年2月26日午後5時04分まで。

Bナンバーの留守番電話に接続し録音するべきなのに、Aナンバーの留守番電話に接続し録音したケース

着信通知をSMSで知らせるサービスを利用していて、Bナンバーへの着信がAナンバーへの着信として通知されてしまったケース

 どちらのケースも、発生原因は一部交換機に設定の誤りがあったためだという。ドコモでは該当ユーザーに対して、2in1の利用記録をもとに算出した通話料金を4月の請求書にて返還する。

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