レビュー

第4回 W61Sからどこが変わった?(基本性能編)――「Cyber-shotケータイ S001」「Cyber-shotケータイ S001」の“ここ”が知りたい(1/2 ページ)

カメラ機能が目立つ「S001」だが、基本性能は初代Cyber-shotケータイの「W61S」からどれほど進化したのだろうか。外観や基本スペック、対応サービスの違いを調べた。

ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Cyber-shotケータイ S001」。本体カラーはマゼンタ、オリーブ×ゴールド、ブラックの3色

質問:外観の違いは?

 「Cyber-shotケータイ S001」は、丸みを帯びたカジュアルなデザインの「Cyber-shotケータイ W61S」よりも角ばった形になり、高級感が強調されている。また、最薄部はW61Sの23ミリに対してS001は17.8ミリで、5.2ミリ薄くなった。

 裏面のカメラ部分は前回解説したとおり、S001ではレンズカバーが採用された。

表面(ディスプレイ側)は、W61Sは四隅が丸く、S001はスクエアな形状(写真=左)。一方、裏面はS001も少し丸みを帯びている。カメラは、サイドキーの短押しで起動するW61Sに対して、S001はレンズカバーを開くと起動する仕様になった(写真=右)
左側面の充電用接点とイヤフォン端子、外部接続端子は2機種ともほぼ同じ場所にある(写真=左)。キーロック用のスイッチは、W61Sは左側面だったのに対し、S001では右側面に移動した。また、右側面のマナーキーとマルチキーは本体上面に移動し、カメラ起動用のキーは省かれた(写真=右)

質問:キーは押しやすいか

 キーに割り当てられた機能は2機種とも基本的に同じだが、キーの形状や位置などがやや異なる。

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 まず、W61Sでは右側面にあったマナーキーとマルチキーが、S001では本体上面に移動した。マナーキーはアドレス帳キーとメールキーの間に、マルチキーはアプリキーとEZキーの間にある。W61Sのマナーキーとマルチキーは小さくて押しにくかったが、S001では大きく、押しやすくなった。

 決定キーは、W61Sはすり鉢状の十字キーの中央にあったが、S001では十字キーと決定キーの間にわずかな溝がある程度で、十字キーを押すつもりが決定キーを押してしまうことが何度かあった。W61Sでは誤操作をしたことがほとんどなかったので、少々使いにくくなった印象だ。

 ダイヤルキーの面積は2機種ともほぼ同じだが、S001では[1][2][3]キーの上にあるスペースが広くなった。W61Sではこの3つのキーの上にはスペースがほとんどなかったので、S001の方が余裕を持って押せる。


S001のマナーキーとマルチキーは本体正面にあり、押しやすくなった。また、S001は[1][2][3]キーの上に余裕があるので、爪の長い女性でも難なく押せそうだ

質問:スピーカーはステレオか

 S001の内蔵スピーカーは、本体裏面のカメラ付近に搭載されている。W61Sはステレオスピーカーを採用していたが、小型化を優先したためか、S001のスピーカーはモノラルとなる。


レンズカバーの隣にスピーカーがある
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