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“格安”よりも“シンプル”さが求められるのか?携帯販売ランキング(4月6日~4月12日)(1/4 ページ)

各キャリアのランキング上位の動きが停滞する中で、ドコモの「らくらくホン ベーシックII」が初登場で3位を獲得。auはハイスペックモデル「Woooケータイ H001」が大きく順位を上げた。

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らくらくホン ベーシックIIが初登場3位――“高機能”ならくらくホンVを上回る

らくらくホン ベーシックII

 NTTドコモのランキングは、8色のカラーバリエーションをそろえた「SH-02A」が首位をキープ。2位は先週から1ランクアップしたスリムワンセグモデル「N-02A」が獲得した。そして3位には、4月9日に発売されたばかりの「らくらくホン ベーシックII」がいきなり食い込んできた。

 同モデルは、都内量販店での価格が新規・機種変更に関わらずバリューコースの一括払いで3万5070円(24回払いの場合、頭金3150円/月々1330円)と、決して“格安シンプル端末”として売られているわけではなかったにもかかわらず、こうして上位を獲得したことには驚いた。

 4位にランクインした「らくらくホンV」は、iモーション、ビデオクリップやGPSに対応し、健康管理に役立つ各種機能を搭載するなど、スペック的にはらくらくホン ベーシックIIより充実している。さらに価格も新規契約ではらくらくホンVの方が安価なケースが多かったはずだが、それでもらくらくホン ベーシックIIに上位を取られてしまった。

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 もちろん新発売のモデルが人気を集めることは珍しくないし、テレビCMなどの宣伝効果もあっただろう。話題性が薄れるにつれ、らくらくホン ベーシックIIを抜いてらくらくホンVがランクアップする可能性はある。ただ今回のランキングは、“シンプルさ”を1つの特徴として訴求するらくらくホンシリーズならではの結果と考えられる。

 ハイスペックモデルでは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の“VIERAケータイ”「P-01A」が7位から6位へ順位を上げた。同モデルはディスプレイが横にも開く「Wオープンスタイル」や、キーの表記や配列がオープンスタイルに合わせて変化する「2WAYキー」などが特徴。P-01Aは、都内量販店では、新規契約の場合バリューコースの一括払いで1万2000円と、かなり手頃な価格で販売されていた。

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