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消えた、入った、入らなかった――夏商戦に思わぬ波乱携帯販売ランキング(5月25日~5月31日)(1/4 ページ)

ある夏モデルがトップ10から姿を消したと思えば、格安端末の天下に一石を投じた夏モデルも登場。旧機種の値下げも熱を帯びている。

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ドコモの夏モデルに思わぬアクシデント

P-07A

 NTTドコモのランキングでは、「らくらくホン ベーシックII」がまたしても1位をキープ。キャリア総合ランキングでも首位を獲得している。

 前回、初登場で2位を獲得した夏モデル「P-07A」は、iモードの不具合による販売中断のためにトップ10から姿を消した。販売の再開は6月10日で、P-07Aと同じく販売を中断している「N-06A」と、発売延期中の「N-08A」も、6月7日から販売が始まる。

 P-07Aに替わり2位を獲得したのは“amadanaケータイ”「N-04A」。同モデルは4月末のランキングから上位に食い込みはじめ、好調な販売を続けている。とある量販店では値下げを販売員が大々的にアピールするなど、販促にも力が入っている印象だ。

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 そのほか大きな動きとしては、「SH-03A」が8位から5位に、「P-01A」が10位から7位に浮上した。

 さて、次回のランキング(6月1日~6月7日)ではN-06AとN-08Aの販売台数が1日分集計されるが、夏モデルの真骨頂はその次の週(6月8日~6月14日)に現れると見ていいだろう。“N”の2モデルに加えP-07A、さらに富士通製「F-09A」が店頭に並び、各メーカーの新機種が店頭でしのぎを削ることになる。

 しかし、気になるのはこれらの新モデルが、先述した不具合の処置として一部の機能(JavaScript)をオフにした状態で販売されることだ。JavaScriptを使うにはドコモが提供を予定するソフトウェアアップデートを行う必要があるが、完全な状態で販売されるのをまって“買い控え”をするユーザーも出てくるかもしれない。

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