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ピクトロニクス、iPhone/iPad用「裸眼3Dシート」を開発
ピクトロニクスがiPhoneやiPadに貼るだけで3D映像の裸眼立体視が可能なシートを開発した。東京ゲームショウ2010のビジネスデイ期間中に実物を見ることができる
ピクトロニクスが9月15日、iPadやiPhoneで、3Dの映像を専用メガネをかけることなく立体視できるシート「Plex3D iPad」「Plex3D iPhone」を開発したと発表した。東京ゲームショウ2010のビジネスデイ期間中(9月16日と17日)、CRI・ミドルウェアのブースに参考出展する。
Plex3Dは、ピクトロニクスが設計した特殊光学シート。通常の2Dの映像はそのまま、3D化処理された映像は裸眼で立体視できる。パララックスバリアやレンチキュラーレンズ方式の裸眼立体視によくある、画面が暗くなる、視野角が狭いといった欠点を克服しているのが特長だ。ディスプレイに合わせたシートを設計することで、どんな表示装置でも3D対応映像を裸眼立体視できるという。3Dデータは、PC用の「Plex3D HDtools」「Plex3D LITEtools」といったツールを使って作成できる。
ピクトロニクスでは、現在CRI・ミドルウェアと共同でPlex3D iPadおよびPlex3D iPhone用のミドルウェアを開発中で、3D動画再生やインタラクティブ3Dライブラリを随時販売していく計画だ。
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