重量わずか9グラム、装着感良好のBluetoothヘッドセット「M100」:iPod Style
日本プラントロニクスの「Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M100」は、軽量でスタイリッシュな、iPhoneに似合うBluetoothヘッドセットである。重量はわずか9グラムだ。
日本プラントロニクスの「Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M100」は、軽量でスタイリッシュな、iPhoneに似合うBluetoothヘッドセットである。
ヘッドセットを利用する利点は、携帯電話を保持して通話する場合に比べて、両手が自由に使えることだ。ほかの用件を行いながら通話ができる。例えば、クルマの運転(会話に集中しすぎないよう注意)や、買い物などで両手がふさがっている場合、子どもを抱きかかえている場合など、携帯電話を持って通話しにくい状況での使用において効果を発揮する。とくにBluetoothヘッドセットは、無線式なのでケーブルが引っかかるなどジャマにならず、非常に便利だ。
今回取り上げる「Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M100」は、約9グラムと軽量でフィット感も高いのが特長だ。付属のイヤーループは着脱式になっており、付け替えて左右どちらの耳にも使用できるほか、取り外した状態でも使用できる。イヤーループ付き、イヤーループなしの両方で使用してみたが、イヤーループを付けても装着時に違和感はなく、長時間でも着けているのが気にならない。このあたりは、さすがヘッドセットメーカーといったところだ。
一方、イヤーループを使わずに装着した場合は、メガネやピアス、イヤリングなどのアクセサリーと干渉することがない。製品そのものがオシャレである上に、いつものオシャレをジャマしないという点もポイントが高いといえる。
機能面では、まずBluetooth 2.1+EDRに対応し、HSP/HFPプロファイルを搭載している。また、デュアルマイクやDSP、エコーキャンセル機能、風切り音低下軽減、ノイズリダクションなど、同社のハイエンド機に搭載されていた機能がふんだんに採用されている点も特長。クリアで高品位な通話が可能だ。
本体上部にはmicro USB端子による充電ポートが設けられており、同梱(どうこん)のACアダプターのほか、USB-microUSBケーブルによってPCから充電することもできる。満充電の状態で、6時間の通話、あるいは10日間の待受が可能だ。
本体表面の中央上部分がコールボタンになっており、着信時の通話、終話、リダイアル、ペアリング、携帯電話との再接続などの操作で使用する。サイドには電源ボタンとボリュームボタンが設置されている。電源ボタンは、スライド式スイッチ。電源の切り忘れを防ぐすインジケーターも用意された。一方のボリュームボタンは、クリックするごとにボリュームが段階的に変化するタイプ。そのほかに、バッテリー残量やペアリング状態などのヘッドセットの状況を音声(英語)で通知してくれる機能もある。
初めて使用する際(ペアリング機器がない場合)には、電源投入後に自動的にペアリングモードになる。また、本体中央のシンクボタンを長押しすることでペアリングモードとなり、携帯電話から認識できるようになる。iPhoneの場合、「Headset」と表示されている機器名が「1xxPlantronics」となると同時に自動的にシンクロを開始。パスキー(PINコード)を入力する画面になった場合には、「0000」を入力すれば登録される。PCやほかの携帯電話など最大で2つの機器を登録できるので、2台の携帯電話で使い分けたり、Skypeなどのビデオチャット用ヘッドセットとしても有用だ。また、iPhnoeのメニュー画面にヘッドセットのバッテリーインジケーターが表示されるようになっているのも便利だ。
ジェルイヤーチップは3種類の大きさがあり、これだけでも非常に安定した装着感を得ることができる。柔らかな装着感で耳への負担が少ないので、長時間の装着でも痛くなったりしにくい。より安定した装着感を得たい場合、混雑した電車内など落脱の恐れがある場合などにはイヤーループを使用すると、より確実な装着感を得ることができる。
実売価格は8000円前後と、デザインや機能を含めて考えると大変リーズナブルなM100。同社のハイエンド機と同等の機能を盛り込みつつ、中級機の価格帯を実現しているだけでなく、ヘッドセットとしての装着感や使い勝手など総合的に考慮しても、オススメのモデルといえるだろう。
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