“どこでもボカロ”可能に iPhone/iPad用「iVOCALOID」発売
VOCALOIDをiPhone、iPadで手軽に楽しめるアプリ「iVOCALOID」がApp Storeで発売。
ヤマハはVOCALOIDをiPhone、iPadで手軽に楽しめるアプリ「iVOCALOID」を発売した。自社のVOCALOIDデータベースである「VY1」を使ったもので、iPhone版「iVOCALOID-VY1t」、iPad版「iVOCALOID-VY1」それぞれ単独製品として販売される(iPhone版の購入リンク)(iPad版の購入リンク)。
10月14日に開発表明し、デジタルコンテンツEXPO 2010で披露されていた商品(VOCALOIDがiPad/iPhoneアプリに ヤマハが開発)。
「iVOCALOID-VY1t」は短いシーケンスの「おしゃべり」を作りやすいアプリで、iPhoneに「歌詞」をひらがな/カタカナで入力した後で曲線を指でなぞるとその音程のとおりに歌ってくれる。最長3秒程度まで。音素の長さと歌詞、音程は後から修正可能。作ったシーケンスは保存できるが、書き出し機能はない。
容量は148.8Mバイトで発売記念価格(2011年1月12日まで)は350円。現在はiPhone 4とiPod touch 4Gのみの対応。
「iVOCALOID-VY1」はiPadの大きな画面を使った、より本格的なアプリで、Windows版のVOCALOID Editorに部分もある。歌詞を入力し、ピアノロールスタイルのシーケンスデータを指で上下左右に動かし、17小節まで自由に歌わせることができる。伴奏用のリズムトラックが用意されているので、それに合わせて作曲・演奏することも可能。音量やピッチベンド、ビブラートの深さを指でなぞることで調整する機能もついている。
テンポ設定ができ、リバーブエフェクトも入れることが可能だ。作った曲は、Windows版VOCALOID Editorで読み込めるVSQの形式でメールに添付し、送信することができる。
容量は174.9Mバイトで発売記念価格は1800円。
関連記事
VOCALOIDがiPad/iPhoneアプリに ヤマハが開発
「VOCALOID」の合成エンジンを使ったiPadアプリとiPhoneアプリをヤマハが開発した。iPadアプリは、伴奏同時再生機能や、作った曲をメールで送る機能などを備えている。簡単さは圧倒的 iPad、iPhoneで「どこでもボカロ作曲」iVOCALOID 開発者に聞いてきた
VOCALOIDのiPad/iPhone版は、端末上で計算処理し、結果出力まで可能なスタンドアロンのアプリだ。Windows版と比べ、操作は圧倒的に簡単。開発者に詳細を聞いた。ヤマハ純正VOCALOID「VY1」をほかの女声VOCALOIDと比較してみた
15番目の日本語女声VOCALOIDとなるヤマハの「VY1」は、数あるライバルの中で居場所を見付けられるか!? 実際に使って比較してみた。- iVOCALOIDに関するトリビア集
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.