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ドコモの「デュアルネットワークサービス」に誤ったガイダンスが流れる不具合
FOMAとムーバを同一回線で利用できるNTTドコモの「デュアルネットワークサービス」に不具合が起きていることが分かった。付加番号サービスと組み合わせると、誤ったガイダンスが流れる。
NTTドコモは12月7日、FOMAとムーバを同じ電話番号(同一回線)で利用できる「デュアルネットワークサービス」と付加番号サービスの組み合わせで、不具合が発生していることを発表した。
不具合は、デュアルネットワークサービスでムーバを利用中に、付加番号サービスの「マルチナンバー」または「2in1」のBナンバーに着信があった場合、発信者へ誤った応答ガイダンスが流れるというもの。
本来は、
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- 「こちらは、NTTドコモです。おかけになった電話番号は現在お呼びすることができません。」
というガイダンスが流れるはずだが、現状は、
- 「こちらは、NTTドコモです。おかけになった電話番号は現在使われておりません。恐れ入りますが番号をお確かめになって、お掛け直しください。」
というガイダンスが流れてしまう。原因は通信設備の設定ミスで、不具合は1月5日から続いていた。ドコモは12月21日に設備の改修を行う。
なおデュアルネットワークサービスは、ムーバがサービスを停止する2012年3月31日に終了する予定で、新規の加入受付は2009年3月31日に終了している。11月末現在のムーバの回線契約数は59万2900回線。
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