第3回 “通話”はできる? 動画やゲームの使い心地は?――「dtab」:「dtab」の“ここ”が知りたい(2/2 ページ)
「dtab」の気になるポイントをレビューしていく本コーナー。第3回は主な機能の使い心地を見ていく。動画やゲーム、文字入力は快適なのか。そして無線LAN経由でSkypeなどの“通話”は可能なのか?
質問:日本語入力システムは何が使える?
dtabには、日本語入力システムとして、Android標準のものとFSKARENがプリインストールされている。初期状態ではFSKARENが設定されており、バージョンは3.0。タブで文字種を切り替えられるのが特徴的なキーボードだ。Android標準のキーボードの場合、英語版の「Androidキーボード」か日本語版の「Japanese IME」が選べる。
初期設定のFSKARENはテンキー表示なので、フルキーボードに切り替える際は、左側にあるキーボードのボタンをタップすればよい。手書き入力や音声入力、50音表示の入力も「Menu」ボタンから切り替えられる。
FSKARENとAndroid標準のキーボードとの違いは、キーのサイズやキーピッチ。FSKARENの方がコンパクトだ。ただ、dtabは横幅が広いので、どのキーボードでも、両手持ちや親指で入力するスタイルでは、キーボードの中心が押しにくい。筆者は縦画面の方が押しやすく感じた。長文入力をしたいのなら、デスクなどに置くか、次回以降に紹介するワイヤレスキーボードを使うのがいいだろう。
質問:ブラウザ、カメラ、マップの使い勝手は?
内蔵アプリも見ていこう。ブラウザはAndroid標準の「ブラウザ」と「Chrome」の2種類がプリインストールされているが、初期設定で起動するのはAndroid標準のブラウザ。スマホと同じブックマークなどを使いたいのなら、Chromeを使うとよいだろう。縦横どちらでも表示可能だ。標準ブラウザのトップページ(ホーム)は「dメニュー」だが、これは変更できる。
カメラはアウトカメラとインカメラが搭載されているものの、撮影モードは少なく、動画撮影中の静止画撮影もできない。エフェクトは用意されており、ホワイトバランス、タイマー機能といった設定もある。動画はHDサイズまで撮影可能だ。縦横どちらでも撮影できるが、やはりあまりカメラに注力していないため画質は今ひとつと感じた。きれいな写真を撮るには不満だが、被写体をメモ的に撮影したり、スマホやデジカメの代わりに使うのなら十分といえる。
マップはGoogle マップと地図ナビがプリインストールされている。dtabはGPSを搭載しているので現在地を確認できる。Google マップの場合、通信圏外時でも、圏内で表示していた地図がキャッシュに保存され、その範囲内なら圏外でも現在地の確認が可能だ。現在地確認のアイコンをタップし、2本指で地図上をタップして操作することで、コンパスの表示も可能になる。
ドコモの地図ナビも表示は分かりやすいが、こちらは通信圏外に入ると、地図を表示できないので注意が必要だ。
関連記事
「dtab」の“ここ”が知りたい:第2回 ホーム画面のカスタマイズはできる? Google Playは使える?――「dtab」
ユーザーによっては9975円で購入することも可能なdtab。今回はdtabを購入してからの初期設定について述べていく。ドコモユーザーが購入した場合はdocomo IDを設定できるが、docomo IDがない場合でも使うことは可能だ。その場合も紹介しよう。「dtab」の“ここ”が知りたい:第1回 「dtab」を9975円で買うには? ドコモ以外のユーザーでも使える?
ドコモブランドのAndroidタブレット「dtab」は、9975円という安さが魅力だ。当初はドコモオンラインショップのみでの販売だったが、4月18日には店頭販売も始まり、購入を検討している人も多いだろう。全5回のdtabの“ここ”が知りたい、第1回はdtab購入の条件を確認していこう。ドコモ、Wi-Fiタブレット「dtab」の店頭販売を4月18日に開始
ドコモオンラインショップと同様のキャンペーンを適用すれば実売想定価格は1万円前後に。Wi-Fiタブレット「dtab」、ドコモオンラインショップで3月27日に発売
ドコモがspモード契約者向けに提供する各種サービスが利用できるWi-Fiタブレット「dtab」が、3月27日からドコモオンラインショップで先行して購入可能になる。ドコモの「dビデオ」、400万会員を突破
ドコモのスマホ向け定額配信動画サービス「dビデオ」の会員数が、3月15日に400万を突破した。写真で解説する「dtab」
「dtab」は10.1インチのディスプレイを搭載するWi-Fi専用のAndroidタブレット。ドコモが運営する「dマーケット」を家庭でも快適に利用してもらうことを狙いに開発された戦略的なモデルだ。本稿では、同端末の独自UIやハードウェアを見ていこう。ドコモタブレット:スマホユーザーにドコモが提案するWi-Fiタブレット「dtab」
家や外出先でWi-Fi環境を活用しているドコモユーザーをターゲットに提供されるタブレット端末が「dtab」だ。利用中のスマートフォンのdocomo IDを入力すれば、dマーケットのコンテンツやサービスのマルチデバイス利用が簡単に実現する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.