ニュース
Qualcomm、64ビットの「Snapdragon 810/808」を発表
Qualcommのモバイル向けハイエンドプロセッサ「Snapdragon 800」シリーズの次世代モデルは64ビットとLTE(Cat 6)をサポートし、上位の「810」は4K解像度に対応する。
米Qualcommは4月7日(現地時間)、モバイル製品向けプロセッサの新製品「Snapdragon 810」と「Snapdragon 808」を発表した。いずれも64ビットで、LTE Advanced(Cat 6)をサポートする。
昨年1月に発表した32ビットプロセッサ「Snapdragon 800」「Snapdragon 600」の後継に当たる。同社は昨年12月に発表した「Snapdragon 410」から64ビットにシフトしている。
810と808の主な違いは、810が4K解像度(3840×2160ピクセル)をサポートする点(808は2560×1600ピクセル)。
advertisement
810はARM Cortex-A57とCortex-A53を組み合わせた8コアで、QualcommのGPU「Adreno 430」を搭載する。Adreno 430は先代のAdreno 420よりグラフィックス性能は最大30%向上し、消費電力は20%削減するという。
新プロセッサ搭載製品は2015年上半期に登場する見込みだ。
関連キーワード
Snapdragon | QUALCOMM(クアルコム) | 64ビット | LTE Advanced
関連記事
スマホ/タブレットにも64ビットの波、IntelがMerrifield&Moorefield発表――下り300MbpsのLTE Advancedチップも
米Intelは、Mobile World Congress 2014に先立ち、新製品に関する記者説明会を開催。新Atomプロセッサーや下り300MpbsのLTE Advanced Cat 6に対応した新モデムチップなどを発表した。“1000元”スマートフォン向け「Snapdragon 410」発表
クアルコムは、12月10日に「Snapdragon 410」を発表した。低価格モデルへの採用を想定したモバイルプロセッサで、搭載製品は2014年後半に登場する予定だ。Qualcomm、Snapdragon 800で向上した性能をアピール
Snapdragon 800シリーズの性能を実際に体感するQualcommのワークショップ。訴求するのは格段に向上した“グラフィックス性能”と“LTE Advanced”だ。Qualcomm、スマホ向け新技術とSnapdragon 800/600/400/200の製品ラインアップを発表
Qualcommが、音声でスマホを復帰させられる「Snapdragon Voice Activation」と、急速充電技術「Qualcomm Quick Charge 2.0」を発表。あわせて、Snapdragon新シリーズの詳細も明らかになった。Qualcomm、クアッドコアCPUの「Snapdragon 800/600」発表
Qualcommがモバイル製品向けプロセッサーの新モデル「Snapdragon 800」「Snapdragon 600」を発表。上位製品のSnapdragon 800は従来モデルから75%の性能向上を果たし、4K動画をサポートするなどハイスペックな製品となっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.