スマホ夏モデル丸分かり比較――メモリ、バッテリー容量編:最新スマートフォン徹底比較(2014年夏モデル編)(2/2 ページ)
2014年夏モデルの横並び比較の第2回では、メインメモリやストレージ、バッテリー容量など、スマホを使い倒す上で重要なスペックを比べてみた。
実使用時間が“4日”を超える「AQUOS ZETA」
スマホを買い換える上で最も気になることの1つにバッテリーの持ちがあるだろう。動画やアプリなど多彩なコンテンツが楽しめるようになった一方、大容量のデータを扱ったり頻繁に通信を行ったりすると、バッテリーの消費が激しい。
バッテリー容量が最も多いのはドコモの「AQUOS ZETA SH-04F」で3300mAh。ドコモ夏モデルで最長の実使用時間約101.7時間を誇るという。ただし、実使用時間の測定方法はキャリアやメーカーによって異なるほか、ドコモは2014年夏モデルから測定方法を従来から変更している点は留意しておきたい。また、バッテリー容量が増えた分、重さも154グラムとほかの「AQUOS」シリーズと比べてやや重くなっている。シャープ端末4機種はいずれも省電力設計のIGZO液晶を搭載しており、連続待受時間と連続通話時間については、(こちらもキャリアによって測定方法は異なるが)auの「AQUOS SERIE SHL25」が3キャリア中最も長い時間を記録している。
また、バッテリーの取り外しができない端末が増える中、ドコモとauの「GALAXY S5」はバッテリーの脱着が可能となっている点にも注目したい。ワイヤレス充電(Qi)に対応するのはauの「URBANO L03」と「TORQUE G01」のみだ。卓上ホルダは、Xperia Z2/ZL2とGALAXY S5 SC-04F/SCL23のほか、URBANOにも同梱されている。
NTTドコモ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 連続待受時間 | 連続通話時間 | Qi | 卓上ホルダ | バッテリー交換 | |
Xperia Z2 SO-03F | 3200mAh | LTE:570時間 3G:約650時間 GSM:約570時間 |
LTE:未定 3G:約930分 GSM:約810分 |
- | ○(同梱) | - |
Xperia A2 SO-04F | 2300mAh | LTE:450時間 3G:約500時間 GSM:約410時間 |
LTE:未定 3G:約580分 GSM:約600分 |
- | ○(同梱) | - |
GALAXY S5 SC-04F | 2800mAh | LTE:440時間 3G:約500時間 GSM:約440時間 |
LTE:未定 3G:約1020分 GSM:約700分 |
- | ○(同梱) | ○ |
AQUOS ZETA SH-04F | 3300mAh | LTE:770時間 3G:約900時間 GSM:約750時間 |
LTE:未定 3G:約1380分 GSM:約1070分 |
- | - | - |
ARROWS NX F-05F | 3200mAh | LTE:720時間 3G:約860時間 GSM:約690時間 |
LTE:未定 3G:約840分 GSM:約720分 |
- | - | - |
Disney Mobile on docomo SH-05F | 3000mAh | LTE:580時間 3G:約700時間 GSM:約590時間 |
LTE:- 3G:約960分 GSM:約810分 |
- | - | - |
らくらくスマートフォン3 F-06F | 2100mAh | 未定 | 未定 | - | - | ○ |
au | ||||||
バッテリー容量 | 連続待受時間 | 連続通話時間 | Qi | 卓上ホルダ | バッテリー交換 | |
isai FL LGL24 | 3000mAh | 検討中 | 検討中 | - | - | - |
Xperia ZL2 SOL25 | 3000mAh | LTE/WiMAX2+:640時間 3G:約670時間 |
約1340分 | - | ○(同梱) | - |
GALAXY S5 SCL23 | 2800mAh | LTE/WiMAX2+:480時間 3G:約450時間 |
約1170分 | - | ○(同梱) | ○ |
AQUOS SERIE SHL25 | 3150mAh | LTE/WiMAX2+:830時間 3G:約980時間 |
約1390分 | - | - | - |
URBANO L03 | 3000mAh | LTE/WiMAX2+:700時間 3G:約730時間 |
約1480分 | ○ | ○(同梱) | - |
TORQUE G01 | 3000mAh | 検討中 | 検討中 | ○ | - | - |
ソフトバンクモバイル | ||||||
バッテリー容量 | 連続待受時間 | 連続通話時間 | Qi | 卓上ホルダ | バッテリー交換 | |
AQUOS Xx 304SH | 2600mAh | FDD-LTE:約650時間 AXGP:約600時間 3G:約850時間 GSM:約650時間 |
3G:約1350分 GSM:約750分 |
- | - | - |
今回はメモリ容量やバッテリー回りのスペックについて比較した。次回はおサイフケータイやフルセグ、MHLやMiracastなどの各種機能や通信速度などを見比べていきたい。
関連キーワード
スマートフォン | バッテリー | GALAXY S5 SC-04F | GALAXY S5 SCL23 | AQUOS Xx 304SH | Xperia Z2 SO-03F | isai FL LGL24 | AQUOS SERIE SHL25 | Xperia ZL2 SOL25 | ストレージ | らくらくスマートフォン3 F-06F | Xperia A2 SO-04F
関連記事
最新スマートフォン徹底比較(2014年夏モデル編):スマホ夏モデル丸分かり比較――本体サイズ、ディスプレイ、カメラ編
ドコモ、KDDI、ソフトバンクが2014年夏モデルとして投入したAndroidスマホ全14機種。今回は本体サイズと画面サイズ、カメラ機能に注目して各機種のスペックを比べた。緊急時節電機能も装備:NTTドコモ、国内初の「VoLTE」対応スマホ/タブレットなど2014夏モデルを発表――フィーチャーフォンの新機種も
ドコモが2014年夏モデルを発表した。スマートフォン4機種とタブレット2機種が「VoLTE」と効率のアップした「急速充電2」に対応。さらにすべてのスマホが、いざというときにバッテリーの駆動時間を延ばせる緊急時節電機能を装備した。CAとWiMAX 2+対応機種が登場:4K撮影に3日持ちの省エネ設計、世界最薄タブレットも――KDDIが2014年夏モデルを 発表【写真追加】
KDDIが2014年夏向け新モデルを発表。スマートフォン8機種、タブレット2機種の計10機種を5月中旬から順次発売する。下り最大150Mbpsのキャリアアグリゲーション(CA)とWiMAX 2+の通信をサポートするのが大きな特徴だ。ソフトバンク、メタルフレームに5.2型IGZO液晶を搭載した「AQUOS Xx 304SH」を発表
ソフトバンクモバイルが、5.2型のIGZO液晶を搭載したシャープ製のスマートフォン「AQUOS Xx 304SH」を5月下旬に発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.