Google、モバイル決済「Android Pay」を米国でスタート
Googleが、「Apple Pay」と競合するモバイル決済サービス「Android Pay」を米国でスタートした。スタート段階で、米国の100万以上の店舗で利用できる。
米Googleは9月10日(現地時間)、今年のGoogle I/Oで発表したモバイル決済サービス「Android Pay」の提供を米国で開始したと発表した。
米国在住のNFC機能を搭載するAndroid(バージョンは4.4以降をサポート)端末ユーザーは、同日よりGoogleのパートナー小売り店でAndroid Payを利用できる。
Android Payは、昨年10月に米国でスタートした米Appleの「Apple Pay」と競合するモバイル決済サービス。Google Playで公開されているAndroid Payアプリをインストールし、米4大カード(Visa、American Express、Discover、MasterCard)のクレジットカードおよびデビットカードを登録して使う。カードは複数登録できる。
使い方は、Android対応読み取り端末を設置する店舗で、読み取り端末にロック解除したAndroid端末をかざすだけ。近くリリースが予定されている「Android 6.0 Marshmallow」では指紋認証機能が搭載されるので、さらにセキュアになる見込みだ。
立ち上げ段階で、米国内の100店舗以上でAndroid Payを利用できるという。
なお、従来の「Google Wallet」アプリは9日のアップデートで自動的に「Android Pay」に切り替わる。「Google Wallet」という名称は新たな送金サービス利用アプリのものになり、「Google Wallet(New)」としてGoogle Playに登場した(関連記事)。
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