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AT&T、電話番号の複数端末共有機能「NumberSync」を間もなく提供へ
米携帯通信大手のAT&Tが、1つの携帯電話番号を複数のSIMなし端末(タブレットやウェアラブル)でも使える「NumberSync」機能の提供を間もなく開始する。SIM端末の電源がオフでもスマートウォッチなどで電話やメッセージの着信に応答できる。
米通信キャリア大手のAT&Tは10月14日(現地時間)、複数端末で1つの携帯番号を共有できる機能「NumberSync」を表した。“間もなく”最初の対応端末を発売し、ホリデーシーズンにはさらに多くの端末を発売するという。
NuberSyncは無線ネットワーク技術を採用しており、SIMの入った端末とBluetoothなどで接続せずに、他のタブレットやPC、ウェアラブル端末で端末の電話番号への着信やテキストメッセージに応答できる。接続が必要ないので、SIM端末の電源がオフでも使える。
AT&Tは具体的な仕組みについては説明していないが、NumberSyncは今後の同社の接続“端末”の標準になるとしている。“端末”には自動車も含まれる可能性がある。
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電話番号の複数端末での共有機能は、NTTドコモも発表している。こちらは専用アプリとBluetoothを使ってSIMカード内の電話番号や加入者情報などをSIMなし端末に転送して使うというものだ。
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