モバイル版Googleカレンダーに「リマインダー」追加 InboxやGoogle Nowとも連係
Googleが、AndroidおよびiOS版「Googleカレンダー」に「リマインダー」機能を追加した。「Google Now」「Google Keep」「Inbox」で作成したリマインダーもカレンダー上に表示されるので、GoogleカレンダーをTo-Do管理ツールとして使える。
米Googleは12月7日(現地時間)、AndroidおよびiOS版カレンダーアプリ「Googleカレンダー」にリマインダー機能を追加したと発表した。本稿執筆現在、Google PlayのAndroid版はまだアップデートされていないが、米AppleのApp Storeでは新版をダウンロードできる。
リマインダーは、Googleがメールアプリ「Inbox」、メモアプリ「Google Keep」、「Google Now」(「OK Google、リマインダーを設定」で口頭で作成できる)で提供している機能。カレンダーの「予定」と異なり、日付なしでも作成できるTo-Doリストだ。
Googleカレンダーでは、予定をリマインダー代わりに使うこともできるが、その場合、実行してもしなくても日付が過ぎると過去のものになってしまう。リマインダーは自分でスワイプして削除しない限り、ずっと予定一覧ページのトップに表示され続ける(設定で非表示にすることもできる)。
リマインダーを作成する際、例えば連絡先に登録している相手に電話する、といった内容であれば、名前を入力するだけでその相手の電話番号が自動的に追加される。レストラン名を入力すると、そのレストランがGoogleのナレッジグラフに保存されていれば、レストランの住所などが自動的に追加される。
アプリがリマインダーに対応すると、InboxやGoogle Keepで作成したリマインダーがGoogleカレンダーでも表示されるようになる。
カレンダー内でリマインダーを作成するには、イベント作成ボタン(右下の赤に+のアイコン)をタップすると予定だけでなく「リマインダー」も選択できるようになるので、これをタップし、項目を入力する。
リマインダーだけを一覧することもできるので、Googleカレンダーを一般的なTo-Doアプリのように使える。
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