「ワイヤレスジャパン 2016」開幕――あのMVNOも出展、注目のIoT製品も:ワイヤレスジャパン 2016
5月25日に「ワイヤレスジャパン 2016」が開幕。MVNO、IoT、Bluetooth製品などの出展が充実している。主な見どころをチェックしていこう。
モバイルとワイヤレスの専門展示会「ワイヤレスジャパン 2016」が、5月25日に東京ビッグサイトで開幕した。期間は27日まで。開催場所は東京ビッグサイト西3・4ホールと会議棟、開催時間は10時~18時(27日のみ17時まで)。
展示会はB to B向けのものが多いが、MVNO、IoT(モノのインターネット)、Bluetooth製品など、コンシューマーが興味を持ちそうな展示も多く見られる。
MVNO関連では、「ロケットモバイル」を発表したばかりのエコノミカルが、SIMカード2000枚の初期手数料(税別3000円)を無料にするキャンペーンコードを配布している。25日の12時30分頃には、既に100枚分のコードが配られたとのことなので、狙っている人は、早めに来場することをおすすめする。
MVNO事業を支援する企業の出展も目立っている。ヤマトシステム開発は、スマートフォンの調達、検品、管理、契約時の本人確認、設定・キッティング、SIM登録、配送など、MVNO事業の多岐にわたる業務を代行している。端末が故障したときに、コールセンターでの対応や交換機配送などのサポート業務を担当することもある。MVNOサービスの裏側で“ヤマト”が活躍していることは、覚えておいてもいいだろう。
MVNOがレイヤー2接続をするのに必要な設備構築を支援するレンジャーシステムも出展しており、詳細な説明を聞ける。
レンジャーシステムは、トイレ個室の空き状況をリアルタイムで確認できる「トイレsearching」というサービスを、ワイヤレスジャパンの会場で試験運用している。壁に設置したビーコン マグネットセンサーが個室ドアの開閉状況を認識し、付近に設置したWi-Fi/Bluetooth対応ゲートウェイにBluetooth経由で情報を送信。その後、ゲートウェイがクラウドに情報をアップし、ユーザーはスマートフォンのブラウザからトイレの空き状況を確認できる。デパートやオフィスでの導入を検討しているという。
入口付近にブースを構える「日本Androidの会」は、約7万語の専用辞書をベースに英語を翻訳するアプリ「英読」のデモを実施している。
Bluetoothの認証団体「Bluetooth SIG」のブースでは、Bluetooth Low Energyの最新チップや、Bluetoothを活用したさまざまな製品を紹介している。
同時開催している「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2016」では、「5G Tokyo Bay Summit 2016」を開催しており、NTTドコモ、Samsung、Huawei、Qualcommなどが5G最新技術デモを行っている。
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