ファーウェイ、ライカと共同開発した「HUAWEI P9」を発表:SIM通
ファーウェイ・ジャパンは、フラッグシップスマートフォン「HUAWEI P9」と、その廉価版「HUAWEI P9lite」を発売すると発表した。また、68個のスワロフスキーを配置したスマートウォッチ「Elegant & Jewel」の発売もあわせて発表した。
ファーウェイ・ジャパンは、6月9日に都内で「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、今年4月にグローバル市場で発表し大きな注目を集めているフラッグシップスマートフォン「HUAWEI P9」と、その廉価版「HUAWEI P9lite」の2機種を2016年6月17日(金)より発売することを発表しました。
販売価格は「HUAWEI P9」が59,800円(税別)、「HUAWEI P9lite」が29,980円(税別)。
公式Webストア「ファーウェイ Vモール」をはじめとしたオンラインストアや大手家電量販店、各MVNOでの取扱いが決定しています。
また、68個ものスワロフスキーを贅沢に配置し女性ユーザーの取り込みを狙ったスマートウォッチ「Elegant & Jewel」も同じく6月17日に発売することを発表し、販売価格はHUAWEI Watch Elegantが61,800円(税別)、HUAWEI Watch Jewelが72,800円(税別)ということです。
ライカと共同開発のダブルレンズを搭載した「HUAWEI P9」
「HUAWEI P9」は、フラグシップモデルとして販売される5.2インチサイズのSIMフリーAndroidスマートフォン。厚さ6.95mmのメタル製ユニボディで完成度の高い高級感ただよう本体デザインもさることながら、最大の特徴は何と言ってもライカと共同開発したレンズ「LEICA SUMMARIT H」を搭載したカメラ性能です。
背面に搭載されたダブルレンズカメラはF値2.2・広角27mmの非球面レンズとなっており、カメラ業界の中でも特に厳しい品質基準を持つライカ社が透明度や収差などの光学特性を評価し、個々のレンズを厳格にスクリーニングしているとのこと。
なお、ダブルレンズのうち片方はRGBセンサー、もう一方にモノクロセンサーを搭載することで撮影した写真を内部で合成し細部まで鮮明に再現できるとし、撮影後にピントを合わせる場所や背景のボケの強さを変更できる「ワイドアパーチャ機能」に対応。
「HUAWEI P9」の主な仕様は以下の通りです。
- OS:Android 6.0
- CPU:Hisilicon Kirin 955(オクタコア、2.5GHz+1.8GHz)
- 内蔵メモリ:3GB
- ストレージ:32GB + microSDXC(最大128GB)
- サイズ:W70.9×H145×D6.95mm
- 重量:約144g
- ディスプレイ:5.2インチ・フルハイビジョン(1,080×1,920ピクセル)
- メインカメラ:1,200万画素×2
- サブカメラ:800万画素
- バッテリー容量:3,000mAh
- FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B6/B7/B8/B12/B17/B19/B20/B26/B28
- TDD-LTE:B38/B39/B40
- USB:Type-C
- カラーバリエーション:ミスティックシルバー・チタニウムグレー
- 指紋認証対応
コストパフォーマンスを重視した「HUAWEI P9 lite」
「HUAWEI P9 lite」は、ミドルレンジモデルに位置付けられるのSIMフリーAndroidスマートフォン。フラッグシップモデルの「HUAWEI P9」とは異なり背面にダブルレンズは搭載していませんが、アルミ合金フレームによる高級感あるスリムボディーを採用。
低価格モデルながら1,300万画素のソニー製CMOSセンサーを採用したメインカメラや、指紋センサー、フルハイビジョンの5.2インチディスプレイなどコストパフォーマンスを重視したスマートフォンとなっています。
女性をターゲットにしたスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Elegant &Jewel」
「HUAWEI WATCH Elegant & Jewel」は、Android Wear搭載のスマートウォッチで、昨年発売された「HUAWEI Watch」の女性向けモデルです。
Elegantモデルはベゼルに中世ヨーロッパで誕生した装飾技法「クルド・パリ」が施されており、名前のとおりのエレガントさを演出。
一方、Jewelモデルのベゼルにブリリアントカットのスワロフスキー「キュービックジルコニア」が68個もあしらわれた高級感ある一品。
どちらもベルトにはイタリア製レザーを採用。華やかで女性らしいデザインのスマートウォッチは、フォーマルの場においてもファッション時計に引けをとらない存在感を演出してくれるのではないでしょうか。
日本国内でのサービス展開を拡充
発表会に登壇したファーウェイ・ジャパンのデバイス・プレジデントの呉波氏が行ったプレゼンでは、世界的に同社のコンシューマ部門が好成績を残しており、日本国内でのSIMフリー端末の売上も好調に推移していることをアピールし、「HUAWEI P9」の日本投入に合わせてさらに勢いを加速させるとの意気込みを語りました。また、今後はファーウェイ直営のカスタマーサービスセンターの拡大や、コンセプトショップの立ち上げについても言及しました。
スペシャルゲストには、モデルの秋元梢さんとフリーアナウンサーの青木裕子さんが登場し、実際に使用したHUAWEI P9シリーズの感想について、スマートフォンとしてのデザインの完成度やカメラのクオリティーを高く評価。
また、発表会途中には人気女性インスタグラマーによるデモンストレーションも行われ、高性能なカメラと高級感のあるデザインのスマートフォン、そしてアクセサリー感覚で身に付けられるスマートウォッチの組み合わせた演出が行われました。現在、スマートウォッチを利用する女性は20%にも満たない状態。今後、市場を活性化させるにはどしても女性へのアプローチが課題。今後、ファーウェイが女性ユーザーを取り込めるのか、これからの展開にも注目です。
<文:オカベテルマサ>
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