美しいカーブとSペンの機能拡張に注目――「Galaxy Note7」はココが進化した(2/2 ページ)
Samsungの最新ノート型スマホ「Galaxy Note7」が発表された。ディスプレイは両サイドの角が取れたエッジデザインとなり、表と裏の両面が丸みを帯びている。Sペンも大きな進化を遂げた。外観や新機能を中心に写真でレポートしたい。
英語や外国語のWebページを読んでいるときに便利な機能がTranslateだ。Sペンを単語の上に近づけると、自動で単語の意味がポップアップ表示される。翻訳はWebページだけではなく、新しくインストールした英語アプリの説明書や、メールで受け取ったPDFファイルも可能。さらにはGalaxy Note7でレストランの英語メニューを撮影し、その写真の単語の上にSペンを掲げても翻訳が可能。かなり使い勝手の高い機能だ。
Translateの対応言語は70カ国以上。なお翻訳元側の言語は主に西洋の言語で、翻訳される側の言語に日本語やアジア各国を含む、70カ国以上が対応する。
動画を見ていて気に入ったシーンを簡単に切り出すこともできる機能がSmart selectだ。動画視聴中にSmart selectを呼び出し、画面の選択範囲を合わせて録画ボタンを押すと、最大15秒のGIFアニメとして切り出してくれる。気に入った動画をSNSでシェアするときに、URLではなくダイジェストビデオを送ることができるのである。
Galaxy NoteシリーズにはSペンを活用するメモなどのアプリが複数あるが、Galaxy Note 7では「Samsung Notes」として1本のアプリに統合、文字入力や手書き文字、そしてペイントなどを1つのアプリ内で行うことができるようになった。ペイントでは色を重ねると油絵のように色が混じる機能を実現し、本物の油絵のような本格的な絵を描くこともできる。
虹彩認証やシークレットフォルダも新たに搭載
端末ロック時などに使えるセキュリティ機能として虹彩認証も新たに搭載された。認証は速く、画面を顔に向けるだけでロック解除される。この虹彩認証は米国と韓国の6つの銀行がモバイルバンキングの本人認証に採用することが決まっている。また、虹彩認証で開くことのできるシークレットフォルダも提供。人に見られたくないデータを保存できるほか、アプリもこのフォルダに入れられる。シークレットフォルダ内のアプリは、通常使うアプリとは別に動作するので、2つのアプリを1台のGalaxy Note7内で使い分けることも可能だという。ただし電話番号認証するSNSアプリは対応しない。
虹彩認証は1端末で1人のみが対応。複数人数を登録することはできず、そのような用途に使いたいときは指紋認証を併用することなる。登録時の反応も早く、登録作業は簡単に行える。
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