ランチタイムや低速でも快適?――「ポケモンGO」を格安SIMで遊んでみた(2/2 ページ)
「ポケモンGO」を格安SIMで遊んでいる/遊ぼうと考えている人は多いと思うが、気になるのが通信品質。特に速度が落ちやすいランチタイムや、200kbpsや300kbpsの低速でも快適に遊べるのだろうか?
アプリの起動は低速モードだと遅い?
ポケモンGOでは(格安SIMとは関係なく)アプリがフリーズすることが度々あり、再起動することが多い。起動するとNianticのロゴが出て、歩きスマホの警告画面でローディングが始まるが、この時間が長いとストレスになる。
アプリの起動時にも通信を要するが、その速度は高速/低速通信でどれだけ差があるのか。IIJmio(Moto G4 Plus)とUQ mobileで、アプリアイコンタップから現在地が表示されるまでの時間をストップウォッチで測り、3回の平均値を出した。アプリは8月9日のアップデートよりも1つ前のバージョンだ。
IIJmioは、高速が約18.9秒、低速が約18.4秒で、ほぼ同じ。UQ mobileは高速と低速ともに約8.5秒で同じだった。というわけで、高速でも低速でも、起動にはほとんど差がないことが分かった。
1時間半プレイして約40MBを消費
ポケモンGOでどれだけ通信量を消費するかも気になるところ。先述の8月7日に1時間30分ほどプレイしたときの通信量は、41.67MBだった。これに30をかけて1カ月分に換算すると約1.2GB。これを多いと取るか少ないと取るかは人によるが、例えば3GBプランを利用していて、ポケモンGOを毎日1.5時間プレイし、それ以外の通信量が2GB程度なら、ちょうど3GBを使い切る計算になる。逆に1GBの低容量プランだと、通信量が足りなくなってしまう。
ただ、先述の通り200kbpsでもおおむね快適に通信できるため、仮に高速通信の容量を使い切っても、低速でプレイし続けることも可能。ただしIIJmioの場合、低速時に限り、3日間の通信容量が366MBを超えると通信が制限されるので、その点は注意したい。
まとめ
- 格安SIMでも「ポケモンGO」は問題なく遊べる
- ランチタイムはやや挙動が遅くなることがある
- 200kbps、300kbpsの低速でもおおむね快適
- アプリの起動時間は高速/低速モードでも同じ
基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO」
関連キーワード
ポケットモンスター | UQ mobile | ポケモンGO | IIJmio | Moto G4 Plus | iPhone 5s | ワイヤレスゲート | ALCATEL ONETOUCH IDOL 3
関連記事
SIMフリーはOK?――「ポケモンGO」を遊べるスマホ、遊べないスマホ
「ポケモンGO」は全てのスマートフォンで遊べるわけではない。iPhoneは5以降、Androidは4.4以降+メモリ2GB以上が対応しているが、例外もある。公式、非公式を含めた対応機種をまとめた。「ポケモンGO」アップデート──ニックネーム変更や運転警告など、iOSは「バッテリーセーバー」問題解消
ポケモンGOのiPhone/Androidアプリがアップデートされ、iPhoneのバッテリーセーバー問題が解消した他、モンスターボールに関するバグの修正も加えられた。また、運転中のプレイを警告するようになった。「ジムで勝ちたい」「通信対戦したい」 「ポケモンGO」アンケート調査
あなたはどの機能が欲しいですか?「ジムで勝ったことがない」が5割 ポケモンGOアンケート
ジムバトルはレベルが高すぎる。FREETEL SIMで「Pokemon GO パケット料金無料化」決定 既存ユーザーも対象
FREETEL SIMのパケット通信無料サービスの対象に「Pokemon GO」が加わることになった。既存ユーザーも含めて、8月下旬~9月ごろをめどに対応する。「Pokemon GO」のデータ通信料が1年間無料になる「DTI SIM ノーカウント」予約受付開始
DTIは、特定アプリでのデータ通信量が1年間無料になる新プラン「DTI SIM ノーカウント」を発表。月額1220円(税別)から利用でき、リリースは「Pokemon GO」の日本配信開始後を予定している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.