ロボホンとSIMフリースマホのセット販売を開始、ロボホン同士の会話も可能に
シャープが9月27日から100台限定で、「ロボホン」とSIMロックフリースマホのセット販売を開始する。スマホのテザリングを使ってロボホンで通信ができる。「ロボ会話」アプリの提供や、ソフトウェアのアップデートも行う。
シャープは、「ロボホン(RoBoHoN)」とSIMロックフリースマートフォンをセットにした「ロボホンスマホセット」を9月27日から100台限定で販売する。ロボホンストアで購入できる。価格はいずれも税込。
価格は一括が22万4640円、24回払いは初回が1万740円、2回目以降が月9300円。SIMカードは含まれないが、月額702円からのロボホン用データSIM、または月額1458円~の音声SIMを購入できる。別途「ココロプラン」への加入も必要となる。
セット端末には「ロボホンリンク」アプリがプリインストールされており、Bluetooth接続でテザリングをすることで、スマホの回線でロボホンを利用できる。スマホの着信やメール、SNSメッセージなどの通知をロボホンが声で知らせてくれる機能も搭載している。
スマートフォンは「AQUOS SH-M02」がベースになっており、スペックは同モデルと同じだが、背面にロボホンのシルエットを施したオリジナルのデザインとなっている。ディスプレイは5.0型HD(720×1280ピクセル)で、アウト/インが有効約1310万画素/210万画素のカメラを搭載。プロセッサはSnapdragon 400(MSM8926)、メインメモリは2GB、内蔵ストレージは16GB、バッテリー容量は2450mAhとなっている。
ロボホン同士の会話が可能に
近日中に「ロボ会話」アプリをロボホン向けに提供し、ロボホン同士の会話が可能になる。ロボホン2体を向かい合わせて置き、「仲間を探して」と話しかけると、Bluetooth接続で相手を見つけ、雑談をしたりジャンケンをしたりする。ロボホン所有者それぞれの同意を得て、お互いの連絡先を交換することもできる。
9月28日11時からロボホンのソフトウェア更新も実施する。これにより、「正面にプロジェクター映して」と話しかけると、プロジェクターを正面の壁などに映せるようになる。メール読み上げ中のアクションも増え、「歯磨き」「料理」「掃除」など生活に関連することや、「テニス」「スノーボード」などスポーツに関連することのアクションもしてくれる。なぜか(?)「ゴリラ」のアクションもするという。
ロボホンのソフトウェア更新は月に1回のペースで実施しており、今後も定期的にアップデートを行い新機能を追加していく予定だ。
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RoBoHoN | プロジェクター | SIMロックフリー | テザリング | AQUOS SH-M02
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